ラーツーキット

ラーツーキットの写真
おでんラーメン

ツーリングの途中で昼ごはんとして食べるラーメンを作るための道具一式を携帯性の優れた「ラーツーキット」としてワンパッケージになる様にA爺さんなりにコーディネイトしてみました。

 

キャンティーン・クッカー・キット

A爺さんは、今までラーツーにはチタン製のクッカー(鍋)とSOTOのガスストーブ(CB缶)を使っていたのですが、携帯性能があまり良くないので以前から気になっていたボトル、クッカー(カップ)、ストーブ(五徳)が一体となって収納できる、キャンティーン・クッカーを今回購入してみた。

購入したのはブッシュクラフト社製の「キャンティーン・クッカー・キット」という製品です。ラーツーに使える調理道具が一つにまとめられている優れものです。

また、別売りのキャンティーン・ポーチと組み合わせれば、キャンティーン・クッカー・キット、キャンティーン・ボトル、その他の小物などを全てポーチに収納して携帯することができます。

クッカーの内側はフッ素樹脂加工が施されているので、焼いたり炒めたりする調理も焦げ付きも無く簡単にできるため、肉とミックス野菜を持参すればラーツーメニューとしてタンメンも選択可能になると思います。

さらに、フタとクッカーをロックできるハンドルを使えば、キャンティーン・クッカーを吊るすことができるので、ファイア・クレードルなどと組み合わせてキャンプで煮込み料理の調理器具として利用することも可能です。

専用ストーブ(五徳)で使用する燃料は、アルコール・ストーブ、固形燃料、小枝の薪などが選択できます。もちろんクッカーを直接焚火や他の種類のストーブに乗せて使うこともできます。

A爺さんは空気の対流効率が良さそうなスノーピーク社製の「オゼン・ライト」に専用ストーブ(五徳)乗せて、燃料は卓上固形燃料を利用してみることにしました。

もし携帯性を重視するのであれば、使うテーブルをホリデーロード社製の「ツーリングテーブルVHS」にすると良いと思います。そうすればラーツーに必要な食材をウエスト・ポーチに入れ、道具類はキャンティーン・ポーチに収納してしまえば、椅子以外のものはウェストベルトにセットして持ち歩くことができるので、オートバイを置いて少し離れた場所まで移動してラーツーが楽しめます。

 

ラーツーキットを使ってみた

ラーツーに使う道具一式(キャンティーン・ボトル、キャンティーン・クッカー・キット、オゼンライト、野箸、シェラカップ、携帯チェア、インスタントラーメン、レトルトおでん、お茶類、卓上固形燃料、スライド・ガストーチ、ウィンド・スクリーン、マルチツールなど)を12Lのドイター社製のバックパック(RACE  X )に詰め込んで、実際にラーメンを作くりに河原へ行ってみました。

用意する食材は、水1L、醤油味のインスタントラーメン、レトルトおでんの3つです。今回使用する燃料は、比較的携帯性の良い卓上固形燃料にしました。

おでんラーメンを作る手順は、以下の通りです。

① 水500ccにレトルトおでんの具材だけを入れて沸騰させます。おでんの汁を入れてしまうと、ラーメンの汁が塩辛くなってしまいますので注意してください。

② 沸騰したら麺を入れますが、クッカーの容量が小さいため麺を2つに割って入れました。

③ 麺がほぐれたらスープの素を入れてかき混ぜて出来上がりです。食べる前に余計な作業をしていると、あっと言う間に麺が伸びてしまうので、麺がアルデンテの状態の時に少し早めに火から下ろすと程よい茹で上げりになります。

 

感想

今回購入したブッシュクラフト社製の「キャンティーン・クッカー・キット」は、とても気に入りました。ラーツーだけではなくキャンプや散歩でのお茶にも活用できると思います。

また、クッカーがフッ素樹脂加工が施されているので、ご飯も焦げずに炊けるので、マイクロBBQセットと組み合わせれば、アウトドアでの料理に幅ができるかと思います。

今回、卓上固形燃料を2個使いましたが、気温が低くかったのと冷たい風が吹いていたので燃焼効率が上がらずラーメンを作るのでギリギリでした。冬季はもう少し発熱量の高い燃料を使うか、携帯性は劣りますがもう少し大きなウインドスクリーンを使って保温効果を上げた方が良いかもしれません。

その他に、お茶を飲むためのカップは携帯性が良くて、キャンティーン・ポーチに収納できるものを探したいと思いました。

これからもラーツーキットを使いやすくするために、色々とチューニングして行きたいと思います。

 

- 参考情報 -

ブッシュクラフト社製「キャンティーン・クッカー・キット

OneTigris(ワンタイガー)社販売「ミリタリー・キャンティーン水筒ケース

deuter(ドイター)社製バックパック「RACE  X

スノーピーク社製「オゼン・ライト

モンベル社製「野箸

新富士バーナー社製「SOTOスライド・ガストーチ

ドッペルギャンガー社製「ライダーズ・ファイア・クレードル

 

 

地球磁場逆転期の時代「チバニアン」

チバニアンの写真
露出している地層

「チバニアン」って?

最近、話題となっている千葉県市原市の養老川沿いにある約77万年前の地層を見学してきました。

ここは約77万年前に地球の磁場が逆になっていたことを証明する地層が地表に吐出しており、地球の歴史を調べる研究において重要な場所として以前から注目されていました。

地球誕生から現在まで46億年の期間を時代ごとに区切ったものを「地質年代」と言うそうで、その各年代を小区分に分類した時代名称が一部決まっていませんでした。

今回、この地層を地質時代の境界を代表する「国際標準模式地」として日本の研究機関が申請し、約77万~12万6千年前の時代名称としてとして「チバニアン」(千葉時代)と命名される手続きが国際地質科学連合で進み、学術的な名称として世界共通で使用される見通しになりニュースにもなっていました。

学術的な地質時代区分で言うと、「新生代>第四紀>更新世>中期」にあたる部分の時代名称となるそうです。

A爺さんも以前にGoogleマップ上で「地球磁場逆転期の地層」と表示されているのを見つけ、何時か見学しに行こうかと思っていたので、今回寒い中ソロツーリングで行ってきました。

- 参考情報 -「15分で学ぶチバニアン(千葉時代)」

- 参考情報 - 現地で配布しているパンフレットと駐車場案内図の写真

 

「チバニアン」の所在地

住所は千葉県市原市田淵1898となっていますが、実際は養老川に侵食された東側の岸辺にある垂直な崖地です。(上流に向かって左側)

以前は県道81号線から養老川側へ50mほど入ったところにある田淵会館の駐車場が利用できましたが、最近は訪問する人が急増しため車やオートバイは約1.2Km離れた臨時駐車場(無料)か、または小湊鉄道の月埼駅前駐車場に置いて、無料のシャトルバスで現地までを送迎する方式に規制されています。その他に第二駐車場(車が10台分ぐらい)もありましたが、こちの駐車場からは徒歩のみになります。

- 参考情報 -
「旧南部老人福祉センター」駐車場(シャトルバスあり)
小湊鉄道「月埼駅」駐車場(シャトルバスあり)
第二駐車場(徒歩のみ)

A爺さんが訪問した当日も、県道81号線の「田淵会館」入口を示す看板がある丁字路に警備員さんが2人立っており、県道側から進入してくる車両を追い返していました。

A爺さんも追い返されてしまったので、今回は「旧南部老人福祉センター」の臨時駐車場までオートバイで行き、そこにオートバイを置いてシャトルバス(貸切にした普通の路線バスでした)で現地に行きました。

ちなみに今回のツーリングのルートは、アクアラインと一般道を使ったルートで片道約2時間30分かかりました。

- 参考情報 -
行きのルート
帰りのルート

 

現地に到着したら

訪問したのは2018年1月6日(土)の午後2時頃でしたが、前日に雪が降ったみたいで、晴天の午後だというのに路上にはまだ雪が残っていました。

今回、A爺さんはオフロードバイクで行ったので、オフロードブーツをしっかり履いていたため滑ることはありませんでしたが、この先の道の状況が思いやられました。

養老川へ降りる歩道の入り口には、学術的な説明、地元の活動紹介、見学の注意事項などの色々な看板が設置されており、配布用の資料なども置いてありました。

歩道の最後では養老川の川床に降りるのですが、歩道ではなく登山道レベルの急な泥の斜面となっており、上から後続の人が落ちてきても不思議じゃないぐらい危険な道でした。

危険な急斜面なので竹製の手摺も設置されていましたが、オフロードブーツを履いていても滑る様な状態なので、普通の革靴などでは安全に降りることはできないと思います。

この急斜面を降りた川床部分は固い粘土質となっており、よく見かける河原の様な石とか砂利は殆ど無く、また残雪も無くてとても歩きやすかったです。

ただし、川が増水した時には冠水して非常に危険な場所なので、雨の日やその翌日には行かない方が賢明だと思います。

下の写真は地球磁場逆転期の地層前を流れる養老川で、左側が上流、真ん中が対岸、右側が下流側の景色です。

 

地球磁場逆転期の地層に行ったら

やっとの事で地球磁場逆転期の地層が見られる崖に到着したら、何と見学者用の歩道整備のため工事中で、一部が立ち入り禁止となっていました。

一番見たかった磁場逆転帯、磁極遷移帯、正磁極帯の3つの地層が同時に見られる場所が見学できなくてガッカリ。

それでも何とかデジカメを望遠にして、発見された地層帯の写真だけは撮ってきましたが、もっと近くで実物を見てみたかったです。

下の写真の説明標識にある通り、地層帯に打ち込んだ赤の杭が磁場逆転時代の地層帯、黄色の杭が磁極遷移時代の地層帯、緑の杭が正磁極の地層帯(現在)を表しています。

 

感想

今回は寒い中、頑張って地球磁場逆転期の地層を見に行ったのですが、隣接の駐車場は利用禁止だし、雪は残っているし、現場は工事中だしと良いとこ無しの悔いの残るツーリングとなってしまいました。

季節が暖かくなり整備工事が終わった頃に、人のいない早朝を狙って再訪問したいと思います。

今回ひとつだけ満足したのはメインの目的ではありませんが、途中でランチを食べに寄ったカフェ「Felicia」(旧「相模屋」)で、ローストビーフ丼とチーズケーキを食べたことでした。とっても美味しかったです(^^;

- 参考情報 - 食べログ

 

 

 

いな穂のかなぶん亭

いな穂のかなぶん亭の写真
「いな穂のかなぶん亭」の看板

シーズンオフの楽しみ

A爺さんが冬のシーズンオフに楽しんでいるのが、Googleマップなどのインターネット上の情報を収集しながら探査する妄想ツーリングです(^^;

以前、Googleマップを使って埼玉県の越生町、ときがわ町周辺の林道を探査している時に、鳩山町で気になる屋号のお店を見つけました。Googleマップのストリートビューで見てみると、お店の回りにある看板から食事処の様でした。

林道探査をしていると辺鄙な場所で、小洒落た名前の拘ったカフェなどを見つけけることがありますが、しかし「いな穂のかなぶん亭」というこのユニークな屋号に勝るお店は今まで出会ったことがありませんでした。いやぁ~、本当にこのネーミングには脱帽です。

さっそくインターネットで「いな穂のかなぶん亭」に関する情報を色々と探しましたが、どんなお店なのかを知りえる情報が全く見つけられなかったので、ずっと気になっていました。そのため何時かは実際に行ってみなければと思っていのですが、発見してから1年越しでやっと行ってきました。

お店の場所は、鳩山町にある「おしゃもじ山公園」の横を通る埼玉県道171号線(ときがわ坂戸線)の丁字路の交差点から約450m入った住宅街の外れにあります。

具体的には埼玉県道171号線と343号線が交差する「今宿」交差点から鳩山町役場に向かって北西へ約200m進んだ信号機のある丁字路を左折して、約350m直進し突き当たった丁字路を左に曲がって約50m進むとお店があります。

お店の前には駐車スペースが約5台分あります。
― 参考情報 ― 食べログ

お店に行ってみた

「いな穂のかなぶん亭」の写真
お店の入口

お店の入口のドアからして怪しい雰囲気が漂っていますが、勇気をもってドアを開けて店内に入ってみると、すぐ目の前がカウンター席となっていて、右側に小上がり、右奥に座敷がありました。そして店主らしき親父さんと女性(奥さん?)が迎えてくれました。

店内には昼食を摂りに来た常連さんが既に2人いて、A爺さんもカウンター席に座りました。

お店の外観と屋号からは、店内がどんな風になっているのか全く想像できませんでしたが、店内は年季の入った昭和の雰囲気が漂い妙に落ち着く感じがあり、カウンター前にあるオープンキッチン内の棚には手書きのメニューが所せましと貼ってありました。

微妙にカウンターと椅子の高さが合わず、カウンターの方が少し高いのには笑えました。

このお店は昼の午前11時~14時は食事処、夕方の17時以降は居酒屋となっているようで、店内の壁には夜のメニューも沢山貼ってありました。

ランチメニューはテーブルに置いてありましたが、田舎の小さな食堂ですが期待を裏切る豊富なランチメニューにビックリしました。

 

 

ランチを食べてみた

「いな穂のかなぶん亭」の写真
ポーク生姜焼き(肉2枚)

写真は「ポークの生姜焼定食」で、大きな豚肉(100g)が2枚乗っかって850円です。肉も柔らかくて量もあり、とても美味しかったです。

その他には、カツカレーは揚げたての大きなトンカツが乗っかっていてミニサラダ付きでした。

ピザは生地が厚く具だくさんでボリュームもあり、田舎の食堂で出すレベルを超えており大満足でした。

醤油ラーメンはあっさりとした中華蕎麦という感じで、豚骨系などのこってりが好きな人には物足りないかもしれません。

 

 

感想

「いな穂のかなぶん亭」の写真
ホットコーヒー

良い意味で期待を裏切ってくれた「いな穂のかなぶん亭」でした。お酒の好きなA爺さんとしては夜の居酒屋の部も探検してみたいところですが、徒歩圏内に宿泊施設が無いのが残念です。

一番近い宿泊できそうな場所は、温泉施設に併設されたキャンプ場「ゆうパークおごせ」でお店から約6.1km離れています。

そんなことで「いな穂のかなぶん亭」は、ボリュームがあり、美味しくて、お財布にやさしい、三拍子揃ったコスパの良い食事を提供してくれるお店でした。

これからも、ときがわ町周辺の林道ツーリングに行った際には、利用したいと思います。

 

沈む橋を探索してみた

沈む橋の写真
CRF250Lと島田橋

 

「冠水橋」と「流れ橋」

よくテレビ番組などでは四万十川の「沈下橋」の映像が紹介されます。そんな映像を見ていて何となく「沈下橋」なんで身近に無いものと勝手に思い込んでいました。

ところが、A爺さんが林道ツーリングでよく行く越生町や都幾川町の周辺にある河川にも何と「沈下橋」存在することが分ったので早速探索に行ってきました。

ちなみに埼玉県の西部では「沈下橋」のことを「冠水橋」と呼んでいるようです。また、歩行者が川を渡れるように設置した規模の小さな橋は「流れ橋」と呼んでいるようです。

「冠水橋」も「流れ橋」も河川が増水した時は、どちらの橋も水没することを最初から想定して造られています。

今回、探索して見つけた「冠水橋」や「流れ橋」を以下に紹介します。

 

 

入間川

阿須・岩沢ながれ橋

沈む橋の写真
入間川「阿須・岩沢流れ橋」

飯能市内を流れる入間川に掛かっている「冠水橋」です。歩行者専用のため分類としては「流れ橋」ですが、橋脚部分は頑丈なコンクリート製で橋桁部分は木材で作られている立派な橋です。

入間川の北側にある岩沢運動公園と南側にある阿須運動公園の利用者が行き来できるように設置されています。

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高麗川(こまがわ)

若宮橋

沈む橋の写真
高麗川「若宮橋」

坂戸市の厚川地区を流れる高麗川の両岸をつなぐ「冠水橋」です。重量規制は特に標識がありませんが、両岸にある進入路には一般車両を規制する標識がありました。

しかし橋の両端に設置されている標識には通行する農耕車、バイク、自転車に対して、歩行者に注意するように促す警告が表記されているので、歩行者に加えてこれらの車両は通行できる様です。

以前あった木造の橋は2年前の増水で流されてしまい、2016年3月に完成した現在の橋は橋脚部分がコンクリート製で、橋桁部分は鉄骨と木材で造られている頑丈なものになっています。

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多和目天神橋

沈む橋の写真
高麗川「多和目天神橋」

坂戸市の多和目地区を流れる高麗川の両岸をつなぐ「冠水橋」です。重量規制は、重さが1tまでの車両なら通行ができます。橋脚部分は鉄骨とコンクリート製で、橋桁部分が木材で造られています。

橋の上流側には流木から橋脚を守るために、太い丸太を斜めに設置してあるのが圧巻ですが、過去の増水で何本かが消失している様です。

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ドレミファ橋

沈む橋の写真
高麗川「ドレミファ橋」

日高市にある曼殊沙華(彼岸花)で有名な巾着田に接して流れる高麗川に設置された「流れ橋」です。巾着田の南側にある梅原地区から崖を降りてくる遊歩道と接続しています。

橋脚部分はコンクリート製で橋桁部分は木材で作られている橋です。この規模の「流れ橋」が標準的なもので、この様なタイプの橋が周辺にある河川に多く設置されています。

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越辺川(おっぺがわ)

八幡橋

沈む橋の写真
越辺川「八幡橋」

坂戸市の小沼地区を流れる越辺川の両岸をつなぐ「冠水橋」です。重量規制は、重さが2tまでの車両なら通行ができます。橋脚部分も橋桁部分も全て木材で造られています。そして橋の上流側には流木から橋脚を守るために、太い丸太を斜めに設置してあります。

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島田橋

沈む橋の写真
越辺川「島田橋」

坂戸市の島田地区を流れる越辺川の両岸をつなぐ「冠水橋」です。重量規制は、重さが1.5tまでの車両なら通行ができます。橋脚部分も橋桁部分も全て木材で造られています。そして橋の上流側には流木から橋脚を守るために、太い丸太を斜めに設置してあります。

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都幾川

稲荷橋

沈む橋の写真
都幾川「稲荷橋」

東松山市の下唐子地区を流れる都幾川の両岸をつなぐ「冠水橋」です。重量規制については特に標識がありませんでしたが、訪れた時は普通車が何台も通行していました。橋脚部分も橋桁部分も全てコンクリートで造られています。橋の橋脚の下流側には流出防止のために床固め工事が施されています。

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鞍掛橋

沈む橋の写真
都幾川「鞍掛橋」

東松山市の神戸地区を流れる都幾川の両岸をつなぐ「冠水橋」です。重量規制については特に標識がありませんでしたが、訪れた時は普通車が何台も通行していました。橋脚部分は鉄骨製で橋桁部分はコンクリートで造られています。

今回はシーズンオフのため閉鎖されていて利用できませんでしたが、橋の両側にはバーベキュウーができる施設があり売店やトイレも設置してありました。

また鞍掛橋から50mぐらい下流には、川を渡れる様に飛び石が設置されていました。

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「抜け道」の紹介(中央自動車道が渋滞した時)

行楽シーズンの休祭日、夕方に中央自動車道の上り線を東京方面へ走行すると、上野原IC、小仏トンネル、八王子JCTなどで渋滞が発生していますよね。
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迂回ルート図
中央自動車道経由のルート

そんな時にA爺さんが「抜け道」として、利用する2つの迂回ルートをご紹介したいと思います。

私の場合はオートバイでの利用がほとんどですが、たまに嫁が同伴している時には車でも以下に紹介する2つの迂回ルートを利用しています。

この迂回ルートの特徴は、大月市から相模湖町までの間、混雑が予想される国道20号線(甲州街道)の走行を回避できる点です。

2つの迂回ルートとも中央自動車道の大月ICを降りてから、神奈川県相模原市緑区藤野町までのルートは共通です。

迂回ルートのエントリーポイントは、中央高速道を大月ICで降りたら東京方面へ出て、国道20号線(甲州街道)の上り車線と合流します。合流後に約600m直進すると道路左側に防災無線の鉄塔(火の見やぐら)があるので、その横にある狭いY字路を左折して進入します。
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特に迂回ルートの途中、大月市猿橋町からは中央自動車道の上り線に沿った一般道を通るので、高速道路で渋滞している車を見下ろして走れるのが気持ち良いです。
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また、迂回ルートの途中には中央自動車道の下り線側サービスエリア「EXPASA談合坂(下り)」に併設されている一般道利用者用の駐車場があり、一般道利用者もサービスエリアに立ち寄れるので、トイレ休憩や食事・買い物などもできます。
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「EXPASA談合坂(下り)」を通過した直後に跨線橋で中央自動車道の上を渡った先にある一般道は中央自動車道の「廃道区間」となっており、過去に高速道路として使用されていた道路がそのまま一般道となっていて、高速道路当時の道路標識がそのまま残っているとても珍しい道となっています。
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相模湖から先については東と北にルートが分かれ、国道20号線(甲州街道)を使って東へ直進して大垂水峠経由で八王子市内へ向かう迂回ルート、山梨県道521号線を使って北上して和田峠経由して八王子市内へ向かうルートの2つの迂回ルートの選択ができます。

 

一般道で大垂水峠経由【59.5km】

大月ICで高速道路を降りて、国道20号線を使わずに一般道を使って相模湖東ICまで東に向かう抜け道ルートです。相模湖東ICから先は、国道20号線を使って大弛峠を越えて八王子市内へ行く迂回ルートです。
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迂回ルート図
大垂水峠経由の迂回ルート

 

一般道で和田峠経由【58.2km】

大月ICで高速道路を降りて、国道20号線を使わずに一般道を使って東に向かい、上野原市から先は進路を北に向けて山梨県道521号線、神奈川県道521号線、都道521号線(陣馬街道)を使って和田峠を越えて八王子市内へ行く迂回ルートです。
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迂回ルート図
和田峠経由の迂回ルート

 

どちらを選ぶか

大月ICから八王子市内までの抜け道をご紹介しましたが、A爺さんは基本的に明るい昼間の時間帯でバイクの場合には、北上する和田峠経由の迂回ルートを利用します。また、夜間の時間帯の場合には、東進する大垂水峠経由の迂回ルートを利用します。

和田峠経由の迂回ルートの東京都八王子市側は、ガードレール、カーブミラー、落石防止ネットなどが設置されていますが林道レベルの狭い道となります。さらにバス停「陣馬高原下」から先は、狭い道路にも関わらずバスも走行しているので要注意です。

大月ICから猿橋町、上野原から相模湖東ICまでの道は、地域の生活道路のため分かりづらいと思いますので、曲がるポイントを事前にgoogleストリートビューの画像で確認しておくと、実走の際に役立つと思います。

 

寒い日には「担々麺」

 

具琥の写真
具琥の外観

中華&カフェ「具琥(グコウ)」

A爺さんが良く行く南房総の鴨川市にあるお店です。たまたま峯岡中央林道(1~4号線)を全線走破する林道ツーリングに行った際に、尾根伝いの林道から長狭平野側の主基地区へ下って田んぼの中をオートバイでウロウロしている時に発見しました。

よくもまぁ、こんな田んぼの真ん中にお店を開いたなという場所にある、中華料理とカフェやスイーツを提供する小さなお店です。以前は田んぼの中の一軒家でしたが、最近はお隣にもう一軒お家が建っています。

もともとは横浜市の青葉台で中華レストランを営んでいて、2013年に今の場所に移転してきた様です。ご夫婦と小さな赤ちゃんの三人で頑張っていらっしゃいました。

お店の場所は県道34号線(長狭街道)から主基地区側に向かって、直線距離で約500mぐらい入った田んぼの中にあります。具体的には鴨川市横渚の国道128号線との交差点から、県道34号線(長狭街道)を保田方面に向かって約5.5km、右側にENEOSのスタンド、左側に「古代大賀蓮の里 入口」の看板のある丁字路を左折して、道なりに約1.1km進んだ所にあります。お店の前には駐車スペースが4台分あります。

― 参考情報 ― 具琥のホームぺージ

田んぼを眺めながら

具琥の写真
大山千枚田

鴨川市の長狭平野は温暖であることから、2月までに「田起こし」を終えて、3月には田に水を張り「代かき」をして、その年の気温にもよりますが早い地区では4月始め頃から「田植え」を始める米処です。ここで収穫されるお米(コシヒカリやフサオトメ)は「長狭米」というブランド米で、都内にある江戸前のお寿司さん御用達となっています。また、近隣には急斜面にある棚田で有名な「大山千枚田」、棚田越しに太平洋が眺められる「嶺岡二子棚田」などがあります。

具琥の写真
嶺岡二子棚田

この具琥にはテーブル席と座敷の他にカウンター席があり、カウンター席では食事を摂りながら田んぼを眺められるように横長の窓が設置されています。いつもお一人さまのA爺さんはこの席がお気に入りで、他のお客さんに背を向けて自分たけの世界を楽しんでいます。

このカウンター席の窓からは、田起こしから稲穂が頭を垂れるまでの移り変わり、刈り取りが済んだ荒涼とした田園の風景など、田んぼの様々な景色を眺めることができます。

担々麺

具琥の写真
至福の担々麺

このお店の一押しは「担々麺」です。辛さは「大辛」「中辛」「控えめ」と指定することがき、ただ辛いだけの担々麺ではなく胡麻と焦がしネギの風味が効いた味わい深い濃厚なスープが絶品です。特に冬のツーリングの途中に寄って担々麺を食べると冷えた体も温まり、ツーリングブーツを脱いでお店でゆったりとくつろぐ時間は最高です。

辛いのが苦手の方は、手作りの杏仁豆腐やケーキもあるので食後の口直しができます。おらが丼の食べ歩きに飽きたら一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

お料理

レギュラーメニューは、担々麺、からあげ定食、照り唐丼、まんぷく餃子などですが、その他にも季節に合わせて様々なセットメニューが提供されています。

まだ全てのメニューを食べてはいませんが、いままで食べたお料理はどれもとっても美味しかったです。これからも鴨川に行った際には立ち寄って、色々なお料理を食べてみたいと思っています。

 

 

【妄想】耐久林道ツーリング計画(秩父編)

A爺さんの真冬の林道ツーリングの楽しみ方

関東平野の北西部にある林道は冬季閉鎖期間が設定されおり、冬季は走行できない林道が多いため、冬の寒い時期はgoogleマップやWebサイトを調べながら林道ツーリング情報を収集して楽しんでいます。

そんなことをしている時、今まで走行した完抜け林道をつないで一筆書きにし、日帰りの長距離林道ツーリングのルートを考えてみようという事をフッと思いつきました。

設定した条件は、(1)日帰り、(2)オフロードあり、(3)野趣溢れるコース、(4)平均速度は約30Km/h、(5)走行時間は12時間ぐらいを想定して考えてみました。

過去に自身で走行した実績のある林道を組み合わせて考えた結果、以下のような林道ツーリングのルートができあがりました。

ルート図
日帰り耐久林道ツーリングのルート図

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この林道ツーリングのルートは何と総延長約400Kmにもなるもので、平均速度30km/hで走行すると仮定した場合、走行時間が約13時間となる鬼ルートとなっています。

構想当初は、山梨県北部のあるクリスタルラインや南アルプス周辺の林道もコースに入れたいと考えていましたが、日帰りという条件を全然クリヤーできないため、山梨県の北西部方面へ行くことはあきらめ、今回は「秩父編」としてまとめました。

もし、このコースでのオフロード走行を避けたいのであれば、若干距離は短くなりますが山梨県と長野県の県境「大弛峠」経由ではなく、山梨県と埼玉県の県境「雁坂峠」経由にすれば、全コース舗装道となります。

今回の妄想で思いついた「日帰り耐久林道ツーリング(秩父編)」のルート詳細を以下にご紹介します。

 

1. エントランス【約28.5km】

出発点は、いつもの八王子にある道の駅「滝山」としました。

当初コースを検討し始めた時は、八王子市の北部にある上恩方町→五日市→青梅→名栗→正丸峠→狩場坂峠を経由して、奥武蔵グリーンラインにエントリーしようかと思ったのですが、このルートだと五日市・青梅間の林道にゲートがあり一般車両が進入できないことと、奥武蔵グリーンラインと合流する狩場坂峠が奥武蔵グリーンラインの中間点になってしまうため、あきらめてエントリーポイントまでは素直に一般道を使って行くことにしました。

その結果、八王子からほぼ真っ直ぐに北上して、奥武蔵グリーンラインの始点となる鎌北湖にほど近い林道「権現堂線」の途中に合流する林道「関の入線」からエントリーするルートとしました。

八王子市 道の駅「滝山」の駐車場

都道 169号線(新滝山街道)
道の駅入口交差点 → 左入橋交差点【約0.5km】

国道 16号線(東京環状線)
左入橋交差点 → 岩蔵街道交差点【約11.8km】

都道 44号線(岩倉街道)
岩蔵街道交差点 → 新岩蔵大橋交差点【約7.0km】

都道 28号線(小曽木街道)
新岩蔵大橋交差点 → 飯能大河原工業団地入口交差点【約2.9km】

飯能市 市道
飯能大河原工業団地入口交差点 → 飯能くすの樹カントリー倶楽部入口交差点【約2.7km】

埼玉県道 70号線
飯能くすの樹カントリー倶楽部入口交差点 → 永田交差点【約0.2km】

西部飯能・日高分譲地内
永田交差点 → 国道299号線沿い「武蔵横手駅」【約3.3km】

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2.奥武蔵グリーンライン【約30.8km】

西部池袋線「武蔵横手駅」南東側の国道299号線沿いに入口がある林道「関の入線」から、奥武蔵グリーンラインに入っていきます。本来、奥武蔵グリーンラインの起点は鎌北湖の北側にある林道「権現堂線」なのですが、今回は林道「権現堂線」の途中から入っていくルートとしました。

林道「関の入線」は以前は鬱蒼とした暗い感じのする林道でしたが、最近は間伐作業が行われて、木漏れ日が気持ちの良い林道に変身しました。

奥武蔵グリーンラインは越生町と飯能市の境界線、都幾川町と飯能市の境界線となる尾根を辿る林道群です。全般的に景色は良くありませんが、途中で通過する顔振峠や狩場坂峠からの展望は素晴らしいです。

県営林道 関の入線 全線【約2.0km】

県営林道 中野線 全線【約1.4km】

県営林道 権現道線
林道「中野線」との交差点 → 林道「奥武蔵2号線」との交差点【約7.6km】

県営林道 奥武蔵2号線 全線【約11.5km】

県営林道 奥武蔵1号線 全線【約5.4km】
※終点の白石峠の手前ではカーブする道路の途中、道路面にバリアが埋め込んであるので、非常に危険なのでオートバイと自転車は要注意!

県営林道 奈田良線【約2.7km】
※林道の前半ではカーブする道路の途中、道路面にバリア舗装があるので、非常に危険なのでオートバイと自転車は要注意!

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3.秩父高原・陣見山エリア【約44.4km】

奥武蔵グリーンラインを抜けたら、東秩父村の西側にある秩父高原を通過して寄居町へ向かいます。ルート途中にある風布(ふっぷ)の「日本水(やまとみず)」は、環境省が認定する日本の名水百選に認定されれいます。

寄居町から先は暫く給油をすることができないので、ガソリンの残量を確認して必要なら給油します。また、この先コンビニなどのお店も無いので水や食料も調達しておきましょう。

寄居町を過ぎると長瀞町北側にある陣見山周辺の低山帯を抜け、群馬県との県境となる埼玉県北西部へ向かいます。

埼玉県道 11号線
定峰峠「峠茶屋」交差点 → 林道「秩父高原線」入口交差点【白石地区方面へ約0.7km】

林道 秩父高原線 全線【約3.9km】

農道
柚木地区交差点 → 秩父高原牧場交差点【約3.4km】

県道 361号線
秩父高原牧場交差点 → 釜伏峠交差点【約5.4km】

町道
釜伏峠交差点 → 風布「日本の里」交差点【約4.5km】

県営林道 茨戸線(いばらと) 全線【約3.2km】

国道 140号線
寄居町折原交差点 → 寄居町末野交差点【約0.5km】

埼玉県道 349号線
寄居町末野交差点 → 寄居町円良田地区交差点【約4.2km】

県営林道 陣見山線
寄居町円良田地区交差点 → 間瀬峠交差点 → 皆野町金沢地区交差点【約10.3km】

県道 13号線
皆野町金沢地区交差点 → 出牛平橋交差点【約0.4km】

県道 44号線
出牛平橋交差点 → 「(株)上武本社」入口交差点【約0.1km】

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4.埼玉県北西部の県境エリア【約67.2km】

ここからの先のエリアがこの今回の林道ツーリングの醍醐味が感じられる部分で、山深くて人気の無い野趣溢れるコースの始まりです。

このエリアは全線舗装となっていますが、路面には落石、浮き砂、倒木などが当たり前にあるので、景色に見とれていると命取りになりかねません。4月中旬は若葉が芽吹き、5月中旬には自生した藤の花が咲き、空気まで新緑の味がする様な自然を満喫できるコースです。

また、後半の林道「金山志賀坂線」の八丁峠の展望は素晴らしいです。さらに八丁トンネルを抜けた先にある「日窒鉱山社宅」跡は、鉱山の栄華溢れる当時を偲ばせる社宅、生活を支えていた共同浴場や学校などの廃墟が見られます。この工場は現在でも一部稼働して石灰石を掘っており、道沿いには秘境郵便局として有名な古い木造の「秩父鉱山簡易郵便局」も営業しています。

町道
「(株)上武本社」入口交差点 → 林道「上武秩父線」入口交差点【約2.7km】

県営林道 上武秩父線 全線【約18.5km】

県営林道 西秩父線 全線【約22.1km】

国道 299号線
小鹿野町河原沢地区交差点 → 志賀坂峠交差点【約2.7km】

県営林道 金山志賀坂線 全線 【約12.5km】

県営県道 210号線
「(株)ニッチツ」前 → 秩父市中津川地区交差点【約3.6km】

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5.埼玉県西部の県境エリア【約47.5km】

ここからのエリアがこの耐久ルートの山場となる部分で、市道大滝幹線17号線(旧林道中津川線)は、大冠(おかんむり)キャンプ場を過ぎた地点から未舗装の登りとなります。路面は土が多く雨が降ると泥だらけとなる様な林道ですが、全体的に穏やかな走りやすい比較的難易度の低い林道です。この未舗装部分は埼玉県境の三国峠まで続き、三国峠を越えた長野県側の村道192号梓山線(旧梓山林道)は舗装道路になります。

そして次に待ち受けるのは、未舗装の長野県側の林道「川上牧丘(大弛峠)線」です。こちらは岩石が多いガレた未舗装の一貫した登りで、かなり難易度が高くなります。加えて途中にはタイトなヘヤピンカーブや雨裂部分もあり、バイクをコントロールするのに手一杯で、とても景色を楽しむ余裕がありません。

中盤になった段階でこの2つの未舗装林道を走破するためには、それなりの体力を温存しておかないと後半がもたないと思います。

秩父市 市道大滝幹線17号線(旧林道中津川線:未舗装)
秩父市中津川地区交差点 → 三国峠【約19.8km】

川上村営 村道192号梓山線(旧梓山林道)
三国峠 → 川上村梓山地区交差点【約9.1km】

長野県道 68号線
川上村梓山地区交差点 → 川上村川端下地区交差点【約5.8km】

川上村営林道 川上牧丘(大弛峠)線(未舗装) 全線【約10.8km】

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6.山梨県北部の県境エリア【約36.0km】

大弛峠は車両が通行できる日本最高所(標高2,360m)の峠です。この峠に到達すると耐久林道リーリングのコース半分をやっと走破したことになります。

当初は大弛峠を下りきった牧丘町柳平地区から有名な「クリスタルライン」に入ろうかと思ったのですが、走行距離が400kmを超えてしまうのであきらめ、進行方向を東に向けるコースにすることにしました。

この後は走りやすい比較的管理の行き届いた林道が多いので、少し楽になるかと思います。途中で通過する塩山周辺にはガソリンスタンドやコンビニもあるので、給油や水分補給などができます。

山梨県 県営林道 川上牧丘(大弛峠)線) 全線【約14.9km】

山梨県道 219号線(旧林道道杣口線)
牧丘町柳平地区交差点 → 杣口地区交差点【約9.3km】

山梨県道 219号線
牧丘町杣口地区交差点 → 牧丘町窪平地区交差点【約4.9km】

国道 140号線
牧丘町窪平地区交差点 → 新隼橋北交差点【約2.3km】

山梨県道 38号線
新隼橋北交差点 → 甲州市役所前交差点【約3.7km】

山梨県道 34号線
新隼橋北交差点 → 赤尾交差点【約1.0km】

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7.山梨県東部の大菩薩エリア【約42.1km】

塩山町から勝沼方面に一般道を使って真っ直ぐ南下するのも芸が無いので、大菩薩領の南側を通過する県道201号線(塩山停車場大菩薩嶺線)と県道218号線(大菩薩初鹿野線)経てで南東へ向かい、途中で県道から林道「日川線」に入ります。

林道「日川線」は比較的新し林道で、接続する林道「焼山沢真木線」が将来大月側とつながると南下しないで直接大月方面に行けるのですが、今回は甲斐大和まで下って一度南へ向かいます。途中、三門(山門)で有名な景徳院というお寺があります。

国道 411号線
赤尾交差点 → 「番屋茶屋」前交差点【約8.4km】

山梨県道 201号線
「番屋茶屋」前交差点 → 林道「土室日川線」入口交差点【約9.3km】

山梨県道 218号線
林道「土室日川線」入口交差点 → 林道「日川線」入口交差点【約3.2km】

山梨県営林道 日川線 全線【約6.3km】

山梨県営林道 焼山沢真木線
林道「日川線」交差点 → 県道218号線交差点【約9.3km】

山梨県道 218号線
林道「焼山沢真木線」交差点 → 景徳院入口交差点【約4.7km】

国道 20号線
景徳院入口交差点 → 大和橋西詰交差点【約1.5km】

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8.山梨県東部・東京都西部の県境エリア【約69.5km】

国道20号線(甲州街道)の旧道となる山梨県道212号線(旧林道笹子峠線)で笹子峠を超えるルートとしました。笹子峠には、坑道口がレトロなレンガ造りの趣のあるトンネルや巨大杉で有名な「矢立の杉」があります。

また、その後続く林道「黒野田線」付近には、山梨リニア実験線のトンネル工事用坑道口や東京電力の巨大変電施設「東山梨変電所」があり、その横を通り過ぎて林道を登り標高を上げると谷側に中央高速や国道20号線を見下ろすことができる気持ちの良い舗装林道で、都留市方面へ抜けることができます。

都留からは県道35号線で東へ進み、山梨リニア実験線の朝日車両基地の横を通過して雛鶴峠を越えて秋山村を抜けて、神奈川県の上野原市に向かいます。

山梨県道 212号線(旧林道笹子峠線)
大和橋西詰交差点 → 大月市笹子町黒野田地区【約13.2km】

山梨県営 林道 黒野田線 全線【約16.8km】

山梨県道 705号線
都留市大幡地区交差点 → 中央一丁目交差点【約8.1km】

国道 139号線
中央一丁目交差点 → 禾生第一小学校前交差点【約2.8km】

山梨・神奈川県道 35号線
禾生第一小学校前交差点 → 新町二丁目交差点【約28.4km】

国道 20号線
新町二丁目交差点 → 上野原工業団地入口交差点【約0.5km】

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9.神奈川県北部の県境エリア【約33.4km】

上野原からは山梨・神奈川県道521号線で北東へ向かい、相模原市緑区の沢井地区を抜けて神馬高原のある和田峠を越えます。和田峠からは都道521号線となり八王子市上恩方町へ下って行きます。

和田峠を過ぎて下りとなる道は、一応都道なので落石防止ネット、カーブミラー、ガードレールが整備さていますが、林道レベルの細道となっており自動車のすれ違いも厳しい部分が沢山あります。また、バス停「陣馬高原下」から先は路線バスも通るので注意が必要です。

最後は八王子市内で国道16号線に入り、出発地点の道の駅「滝山」に戻ります。

山梨県道・神奈川県道・都道 521号線(陣馬街道)
上野原工業団地入口交差点 → 和田峠【約9.2km】

都道 521号線
和田峠  → 追分交差点【約18.1km】

国道 20号線バイパス
追分交差点 → 大横町【約1.1km】

国道 16号線
大横町 → 左入橋交差点【約3.1km】

都道 169号線(新滝山街道)
左入橋交差点 → 道の駅入口交差点【約0.5km】

道の駅「滝山」

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10.まとめ

全行程で約400km(約13時間半)となる耐久林道ツーリングコースとなってしまいました。冬季閉鎖期間が終わる5月のGW後であれば、計算上は明るくなり始めた朝5時ぐらいに出発すれば、ギリギリ暗くなる6時頃には八王子に戻ってこれるかと思います。

あくまでも計算上ではね(^^;

実際に実走した場合は、A爺さんは疲労と筋肉痛でしばらく寝たきりになるかもしれません。そうならない様に冬季期間は体力作りにも励みたいと思います。

 

 

マイクロBBQセット

マイクロBBQセットの写真
マイクロBBQセットでランチ

ちょっと近隣の里山や河原、自然公園などに散策に出かけた際や、山深い林道ツーリングに行った時に、一人でBBQランチを楽しめる携帯性に優れた小道具を紹介します。
仰々しい道具を使用しないBBQセットなので、周りから見ると一人でお弁当を広げて食べている様にしか見えない小さなBBQセットです。

 

準備するもの

●スキレット

まず用意するのはダイソーで販売している小型の角形スキレット(200円)です。鉄製の鋳造スキレットなので少々重たいですが、厚みがあるので食材を乗せても温度が下がらないので焦げ付きにくいのが利点です。しかし、このままだと携帯しにくいので、私は柄の部分をディスクグラインダーを使って切り取ってしまいました。

 ●ストーブ

もうひとつ用意するのが固形燃料を使うアウトドア用のストーブです。色々なタイプのものが販売されていますが、角形スキレットの中に収納できるものが良いと思います。私は「SOTOミニ焚き火台 テトラ」「LOGOS(ロゴス)ポケットタブレットコンロセット」「Esbit(エスビット)ポケットストーブスタンダード」などをお勧めします。(いずれも1,000円前後です)
LOGOSとEsbit製のストーブは、折りたたんだストーブの中に専用の固形燃料が収納できるので省スペースな製品となっています。(写真左:SOTO製、写真中央:LOGOS製、写真右:Esbit製)

●固形燃料

使用する固形燃料は、燃焼時に匂い、スス、灰が発生せず携帯性の高いものが良いと思います。私が使った中ではEsbit製が一番良かったです。しかし、この製品はアウトドア専門店でないと取り扱っていないので、携帯性や収納性は少し劣りますが卓上用固形燃料ならホームセンターや100円ショップで売っています。(写真左:Esbit製固形燃料、写真中央:卓上用固形燃料、写真右:ダイソーのジェル燃料)

●その他

基本的に以上の3つが必要ですが、ストーブを置く場所が芝生、木製テーブル、河原だったりした場合には小型の角形ステンレストレー(ダイソーで100円)があると便利です。以上の道具に加えて、ウィンドスクリーン(風防)、ライター、箸をひとまとめにしてポーチ(ダイソーで100円)に収納して携帯しています。なお、ウィンドスクリーンはアルミホイルを折りたたんで(4層)にして自作したもので十分です。

 

食材など

肉類などの傷みやすい生の食材は、冷凍して保冷バッグに入れるか、チルド状態にしてビーニール袋に入れて真空断熱容器(0.5L)に詰め込んで持って行くと傷みにくいです。ご飯はコンビニで売っている「炒飯おにぎり」や「焼きおにぎり」をスキレットで温めると美味しいです。
その他に持って行くと便利なのが、暑い時期は保冷缶ホルダーで冷たい缶入りの飲み物を(350ml)約1時間以上は保冷できます。また寒い時期は金属製マグカップ(一重構造)があればストーブに乗せてお湯が沸かせるのでインスタントスープやお茶が飲めます。(写真左:真空断熱容器、写真中央:保冷缶ホルダー、写真右:チタン製マグカップ)

 

マイクロBBQセットを持って出かけましょう!!

マイクロBBQセット、食材、飲み物を持って散策に出かけましょう。私はこれらの小道具類を小型のバッグやヒップバッグに入れて持ち歩いています。特に周りにコンビニなどのお店が無い林道ツーリングでのランチとして重宝しています。

 

― 参考情報 ―

SOTOミニ焚き火台 テトラ

組み立てるのにちょっとコツがいりますが、収納性は一番良い製品です。固形燃料の他にVARGO(バーゴ)などのアルコールストーブも利用できます。

●LOGOS(ロゴス) ポケットタブレットコンロセット

折り畳んた時に固形燃料が収納できて、五徳が附属しているのでスキレットを乗せた際に安定性があります。

●Esbit(エスビット)ポケットストーブスタンダード

折り畳んた時に固形燃料が収納できますが、スキレットを乗せた際の安定性はロゴス製より少し劣ります。

●Esbit(エスビット)固形燃料5g×16

燃焼時に匂い、スス、灰がほとんど発生しない優れものです。

●Thermos保冷缶ホルダー(350ml用)

冷えた350ml入り缶飲料用の保冷ホルダーで1時間以上保冷できる性能がり、結露もほとんどありません。

スマホ用ホルダー

― スマホ用ホルダーを取り付けた ―

先日、7人でツーリングに行くことになり(オートバイが6台、車が1台)、その際にLINEのグループトーク機能を使ってみんなでお喋りを楽しみながら走ろうということになりました。恥ずかしながら私は今まで一度もLINEを使ったことが無いし、スマホは持っているけれど何時もウエストバックに入れっぱなしなので、今回は走行中にスマホが操作できるようにスマホ用ホルダーをMT-09 Tracerに取り付けることにしました。

【スマホ用ホルダー】

私のMT-09Traceのハンドルバーの左側は、既にナビやスイッチ類が取り付けてあるので、ハンドルバーに取り付けるタイプのスマホ用ホルダーを固定するスペースが無かったため、左側のミラーステーに取り付けることにしました。
取り付けたスマホ用ホルダーは、AMAZONで販売しているYOLIFEの「バイク用クランプバー &スマートフォン バーマウント( 保護バンド付きセット)Y8818-30」を1,777円で購入しました。

【取り付け作業】

製品の取り付けイメージとしては、ミラーステーにクランプバーを取り付けて、さらにミラーステーに取り付けたクランプバーにハンドルバーと同じ径の短いパイプ状の部品を取り付け、そのパイプ状の部品にハンドルバーマウント式のスマホ用ホルダーを取り付けるという感じです。
しかし、左側のミラーステーには既にETC用アンテナステーが取り付けてあったので(下にある左側の写真)、先ずはETC用アンテナステーとETC用アンテナをナックルガードの固定ステーに移動させてから(下にある真ん中の写真)、ミラーステーにクランプバーを取り付け、スマホ用ホルダーを取付けました。

【スマホとインカム接続】

ヘルメットに装着しているインカム「MIDLAND BT NEXT PRO」とスマホ「SONY Xperia Z5」をBluetoothで接続すると、ツーリング中にLINEのグループトーク機能を使ってハンズフリーで双方向で仲間と会話することができます。

【使った感想】

ミラーステーとスマホ用ホルダーをつなぐバイクハンドル・クランプバーは金属製で強度があり、走行中に緩んだり振動したりすることは全くありませんでした。また、ジョイント部分が3ヶ所あるので、各ジョイントの固定位置を調整することで一番スマホが見やすい(映り込みの無い)理想的な位置に取り付けることができました。
また、この製品はスマホの四隅を固定するタイプのホルダーなので、スマホがガタついたりすることもなく、スマホの脱着も簡単にできるので使い勝手は非常に良っかたです。

ツーリング用小道具の紹介

― 林道ツーリングの小道具 ―

林道ツーリングに行く時に持参する小道具類を紹介したいと思います。基本的にCRF250Lのリアケースに収まる範囲内で、一つひとつ拘って携帯品は選んでいます。

<必ず持って行くもの>

・地図(県別まっぷる)、カメラ
・雨具(合羽)、瞬間パンク修理材
・携帯テーブル、折りたたみマット、携帯サンダル
・調理器具、ストーブ(CB缶)など
・食材(インスタントラーメン、おでん、どら焼き、お茶パック、水など)

<必要に応じて持って行くもの>

・タープ、ポール、ペグ
・コット、ピロー、モスキートネット
・たき火台

【収納方法】

ちなみに収納するリヤーのケースはホームセンターで見つけたお安いトップケースの下側1/3をカット(容量を少なく)して、底板を15mmのべニア板で自作しました。このコンパクト化した改造トップケースに小道具類を収納しています。

昼寝や宿泊する時は上記の小道具類に加えて、小型タープ一式とコット一式を収納バックに入れて、キャリアに取り付けたスチール製の角材にくくり付けています。

この改造トップケースに収納した小道具を広げてみるとこんな感じです(^^)

小道具類の写真
積載した小道具類

上記写真の左上から右下へ順番に小道具類を紹介すると以下の通りです。なお瞬間パンク修理剤は、リヤキャリアの左サイドに結束バンドでくくりつけています。

雨具(合羽)、携帯サンダル、テーブル1、折りたたみマット、鍋(1000ml)、ストーブ(CB缶)、テーブル2、水(500ml×2)、おでん(レトルト)、インスタントラーメン、カップ(500ml)、ケトル(800ml)、茶せん、お茶類+調理道具、どら焼き、フライパン、箸、カメラ、地図

― 参考情報 ―

【トップケース】

明邦化学工業学部式会社「カスタムセブン(ブラック)
原付バイク用だと思うのですがホームセンターやAMAZONで購入できます。3,500円ぐらいで買えるお安いトップケースなので気軽に改造できます。

【ストーブ】

新富士バーナー(株)「G-ストーブ ST-320
小型で収納スペースを取らないし、圧電端子で着火ができ、火力もあり、横風にも強いコンパクトなストーブです。燃料はコンビニでも購入できるCB缶(カセット・ガスボンベ)を使用するので何処でも入手可能です。

【携帯テーブル】

HOLIDAY-ROAD(ホリデーロード)「ツーリングテーブルVHS
VHSビデオテープの収納ケースにテーブルが2つ格納されている優れものです。私は天板がアルポリック板のテーブルとアルミ板のテーブルを一つずつ持って行き、ストーブを使う時には耐熱性の高いアルミ板のテーブルを使用しています。

【携帯サンダル】

(株)シーク「ネオプレーン しゅーさん
山の中で休憩する際にオフロードブーツを履いたままではくつろげないし、かと言って裸足という訳にもいかないので、このペッタンコの携帯サンダルを持参しています。水に濡れても大丈夫な素材なので、沢や湧水にもジャブジャブと入って行けます。

【タープポール】

(株)アライテント「コンパクトポール150cm
素材がジュラルミン(225g)で収納すると41cmの1本のポールになってしまう優れものです。タープを張る際に立ち木や枯れ枝をポール代わりに使うのであれば不要ですが、2本持参してもコンパクトなので邪魔にはなりません。

【コット】

THERM-A-RESTサーマレスト「ラグジュアリーライト ウルトラライトコット
組み立てるのが少し手間が掛かりますが、重さが1.6Kgの超軽量コンパクトなコットです。最近は中華製のそっくりなコットも1万円以下で販売されています。

【たき火台】

STC社(スイス製)のネイチャーストーブ「Picogrill(ピコグリル)398
収納するとA4サイズになる超軽量(448g)コンパクトなたき火台です。3年前ぐらいに購入したのですが、とても重宝しています。地面をたき火の熱から保護する必要がある時は、A3サイズにカットしたスパッタシート(シリコンコーティングしたカーボンフェルト製)を敷いて使用しています。