キャンピング・トランスポーター(1)

昨年購入したスズキのエブリイワゴンをオートバイを積載してキャンプに行くためのトランスポーターとして、また荒天時には車中泊ができるように改造することにしました。第1段階は、今回の新型コロナウイルスによる自粛期間を使って、車体の防振加工と内装の断熱加工をDIYしました。

防振加工の作業は、内装を全て取り外して外装の(ルーフ、ドア、フロアーなど)鉄板の裏側に防振材を貼り付けて、鉄板が振動(共振)するのを防いで防音性能を向上させるものです。断熱加工の作業は、各内装のパネルの裏側や防振加工した面の上から断熱材を貼り付けて保温性能を向上させました。

使用した防振材と断熱材

今回使用した防振材は(画像では上側の銀色のシート)、日東電工のレジェトレックス(1000×500×1.5mm)という製品で、厚手のアルミ箔にブチル系ゴムが塗布されているものを6枚、ハサミで適当なサイズ(短冊状)にカットして使用しました。

また断熱材は(画像では下側のブルーの箱)、zspowertech 車用断熱マット(1400×1000mm)のという製品(HIM140BH)で、ガラス繊維アルミ箔に発泡性天然ゴムが貼付されているもので、厚さ5mmを2枚、7mmを4枚、10mmを3枚使用しました。

両方の材料はAmazonで購入できました。その他に近所のホームセンターの建材売り場で販売していた、住宅用断熱材のファイバーグラスも内装の裏側にある隙間を埋めるために使用しました。

使った道具

車の内装パネル類(内張り)は、目立たないように固定するためにプラスチック製のクリップ・ピンという部品で車体に取り付けられています。このクリップ・ピンで固定された内装パネル類を取り外す際に専用工具(画像の左側)があると比較的簡単に取り外すことができます。あえて「比較的簡単に」と言った訳は、固定するために使用しているクリップ・ピンの種類が10種類以上あり、それぞれのクリップ・ピンに応じた取り外し方を試行錯誤しながら作業を進めるので、慣れるまでに苦労しました。

防振材のジェトレックスを貼り付ける際には上から押し付けて圧着するのですが、圧着時にヘラやローラー(画像の右側)を使用すると楽に作業ができました。また、作業しているとブチルゴムが手や工具類に付着するので、これを除去するためにパーツクリーナーとウェスが有効でした。ブチルゴムが付着した手や工具類が内装に触れると、内装に黒いブチルゴムが付着してしまい内装を汚してしまうので注意が必要です。

これらの道具もAmazonで購入することができました。

床面の施工

まずは手始めにリアのラゲージスペースの床面に防振材を短冊状にカットして適当な間隔で貼り付け、その上から断熱材を貼りました。エブリイはラゲージスペースに3つの点検口(バッテリー用、リアヒーター用、車載工具庫用)があるので、これらの点検口の蓋が開けられるように分割して貼り付けました。

次にリアシート、リアシートベルト、スライドドア側のサイドステップカバーを取り外して、後部座席の床に同じように防振材を短冊状にカットして適当な間隔で貼り付け、その上から断熱材を貼りました。ここでの注意点は、床にあるリアシートの固定ボルト用の凹穴の周辺とサイドステップカバーを被せる床面に断熱材を貼ってしまうと、厚みが増えてしまって復元作業の時にカバーが取り付けられなくなるので注意が必要です。

最後にフロントシート、タイヤハウスカバー、フロントドア側のサイドステップカバーを取り外して、同じように防振材を短冊状にカットして適当な間隔で貼り付け、その上から断熱材を貼りました。各フロントシートの下にはエンジンの点検口があるので、シートの下に取り付けられている蓋にも断熱材を貼りました。ここでの注意点は、後部座席の床と同様にサイドステップカバーを被せる床面に断熱材を貼ってしまうと、復元作業との時に厚みが増えてしまってカバーが取り付けられなくなるので注意が必要です。

リア側面の施工

サイドパネル、リアピラーカバー、リアシートベルトを取り外して、防振材を短冊状にカットして貼り付け、その上から断熱材を貼りました。リアタイヤハウスの部分に大きな空間があったので、そこには建材の住宅用断熱材(ファイバーグラス)を適当にカットして埋め込みました。この際にサイドパネルを固定するためのクリップ・ピンが入る穴を埋めないように断熱材をくり抜く作業が地味に面倒でした。

天井の施工

天井の加工作業では内装の内張りが非常に大きいのと、さらに内張りの裏側にリアハッチ系統の配線や配管が取り付けられているので、部品やクリップ・ピンの取り外し作業をする人と、天井の内張りを支える人との2人で作業しないと難しかったです。また、天井の内張りを外すためには、固定用のクリップ・ピンの他にオーバーヘッドコンソール、バックミラー、室内灯、サンバイザー、持ち手、フロントとセンターのピラーカバー、シートベルトなどの部品を事前に取り外す必要があります。その他に、内張りの裏側にはリアハッチ系統の配線や配管がとおっており、それを固定している強力な粘着テープを剥がすと天井の内張りが取り外せます。

天井の内張りが取り外せれば、3本のルーフを支えるフレームで区切られた4つのブロックごとに防振材を全面に貼り付け、その上から更に10mmの断熱材を貼りました。また、ルーフのフロント、リヤー、両サイドのオーバーヘッド部分は車体の強度を上げるために外装と内装の鉄板が二層構造となっているので、その二層の隙間部分の奥まで防振材と断熱材を貼り付けました。

最終的にリアハッチ系の配線と配管は元のように天井の内張りの裏側には固定せず、復元作業が楽な車体側に強力な養生テープで固定しました。

フロントドアの施工

フロントドアの内張りを取り外すと、防水用のビニールシートがブチルゴム系の接着剤で貼られています。というのはドアは外装側の鉄板と内装側の鉄板の2層構造となっており、その2層の鉄板の間にフロントガラスがスライドする機構が収納されています。そのような構造なのでドアとガラスの隙間から雨水が浸入するため、ドアの内側に侵入した雨水が車内に染み出さないようにビニールシートを貼って防水しています。また、外装の鉄板の裏側には強度を確保するための補強材(鉄製パイプなど)が取り付けられています。

まず最初に防水用のビニールシートを取り外すのですが、ビニールシートを貼るために使用しているブチルゴム系の接着剤はチューインガムのような状態なので、ビニールを引っ張りながらハサミで伸びたゴムを切りながら剥がしました。そして次に、ドアの内側は雨水の浸入とパワーウィンドウ用のグリスでかなり汚れているので、パーツクリーナで綺麗に汚れをふき取って準備完了です。

防振材は短冊状にカットして、外装側の鉄板や内装側の鉄板を指でノックしながら共振しなくなるように貼り付けました。内装側の鉄板はプレスで穴を抜いた部分にバリが残っているので、手袋を着用して作業しないと手を切るので注意が必要です。

防振材を貼り終えたら、防水用のビニールシートを基の位置に戻して、指で圧着すれば残っているブチルゴム系の接着剤で貼り付けられます。

フロントドアの内装パネルの裏側には7mmの断熱材を貼り付けました。内装パネルを固定するためのクリップ・ピンの部分を丸くくり抜く作業が地味に手間でした。

最後に内装パネルを基に戻す際、内装側の鉄板とフロントガラスの間に内装パネルの上部を差し込んで固定するのですが、この時内装パネルをしっかりと差し込まないと窓ガラスと干渉して動きが渋くなり、パワーウィンドウのオート操作での開閉ができなくなるので注意が必要です。

スライドドアの施工

電動式スライドドアは基本的にはフロントドアと同じ構造なので、施工方法は同様です。ただしスライドドアの内装パネルを取り外す作業中に、内側のドアノブを誤って押してしまうとドアが開き始めてしまうため、チャイルドロックを掛けて内側からドアが開かないようにしました。

スライドドア下部の三分の一は、外装と内装の二層構造の隙間に手を入れることができないため、防振材を貼ることができませんでした。最初は住宅用断熱材(ファイバーグラス)を詰めてしまおうかと思いましたが、雨水が浸入してくる部分なのでカビたりするのも嫌なので、今回は手を付けることはやめました。

スライドドアの内装パネルの裏側には7mmの断熱材を貼り付けました。内装パネルを復元する際は、フロントドアと同様にガラスの間に内装パネルの上部を差し込んで固定するので、内装パネルをしっかりと差し込むように注意しました。

リアハッチの施工

リアハッチも基本的には他のドアと同じような構造ですが、窓ガラスを開閉する機構がないため防水用のビニールシートはありません。防振材と断熱材の施工方法は他のドアと同様におこないました。リアハッチ左右の部分も外装と内装の二層構造の隙間に手を入れることができないため、防振材を貼ることができませんでした。そのため、住宅用断熱材(ファイバーグラス)縦横20cmの座布団状にしたものをジプロック(Mサイズ)に詰めたもの8個作成して、各4個ずつ左右の隙間に埋め込みました。

おまけの施工

サイドドアの窓にAmazonで購入したAizu(アイズ)製の「ウィンドーバグネット セカンド」を取り付けてみました。当初はサイドドアの内張りを取り外して装着するのかと思っていたので、今回の作業と一緒におこなうことにしたのですが、窓枠に挟み込むだけで簡単に取り付けることができました。

施行後の感想

晴天の25℃を越えるような夏日にルーフが触れないほど熱い状態でも、室内の天井は全く熱くならず、窓を開けていれば室内の気温は外気温と変わらず快適に過ごすことができるようになりました。今後、猛暑日や厳冬期に車中泊をした際、どのくらいの効果があるのか楽しみです。

また、以前は激しい雨の日に大粒の雨がルーフに当たるとカンカンとかん高い音が室内で響きましたが、ルーフ内側に防振・断熱加工を施工した後は低音のボツボツという感じの音に変化し、ルーフからの雨音は気にならなくなりました。

その他に、走行中に車体の下から漏れてくるロードノイズが減ったせいか、高速道路などを走行した際に室内が少し静かになったと思います。

次は、キャンプ道具やオートバイが効率良く積載・収納できるように、室内をDIYで改装しようかと思っています。

HONDA モンキー(Z50J)

 2019年10月にキャンピング&トランスポーター用の車両が欲しくてスズキのEVERY WAGON購入しました。そして、車でキャンプに行った時などにチョイ乗り用オートバイとして、車載可能なHONDAモンキーかYAMAHAポッケをずっと探していたのですが、山梨県の甲府にあるショップで良いものを見つけたので購入を決意して引き取りに行ってきました。
 車台番号と発動機番号から推定すると、年式は1984年製で型式はZ50Jというモンキーの様です。本当かどうか分かりませんが、走行距離は6,795kmとなっていました。

ランプ類のLED化

 エンジンはキック2~3回で始動しますが、発電機の発電能力が低いのかバッテリーが弱っているのか、ギアをニュートラルにしたアイドリング状態だと全てのランプ類は今にも消えそうで、ウインカーは点滅しませんでした。
 たぶんバッテリーに原因があるのかと思い、サイドカバーを外してみるとバッテリーの根元の配線が外れていたので、これが原因かと思い配線を繋げてみたのですが結果は同じでした。それじゃと、今度はバッテーリーを充電してみましたが、やはり結果はたいして変わらず如何にも弱々しい点燈状態でした。
 ただでさえ小さなオートバイで目立たないのに、ランプ類が貧弱では車から認識されにくく事故にもなりかねないので、バッテリーを新品に交換して、ランプ類をLED化することを決意しました。ところが、なかなか6V系の交換部品が見つからず、かなり手こずるハメとなってしまいました。

ヘッドライトのLED化

楽天で見つけたヘッドライト用のDC6Vの56連 LEDバルブ(右側)です。フィラメント式のヘッドライト球と比較すると、かなり明るくなりましたがアイドリング状態だと電力不足なのか微妙に照度が不安定になります。このLEDバルブはハイビームとロービームの二極式ですが、モンキーにはハイビームとロービームの切り替えスイッチが無いので、今回ヘッドライト球の交換と一緒に、配線を追加してハイビームとロービームの切り替えスイッチをハンドルに取り付けました。

ウインカーのLED化

Amazonで見つけたDC6Vの9連 LEDバルブ(右側)で、色はホワイトで2個セットの販売でした。特に問題なくサックリと交換できました。

テールランプのLED化

Yahooショッピングで見つけたテールランプ用のDC6Vの21連LEDバルブ(右側)です。このバルブを購入する前にモンキー対応という別の製品を購入したのですが、形状が合わないためテールランプ内に取り付けらず、やっとみつけたのがこのLEDバルブでした。このLEDバルブは二極式の段違いピンで、ヘッドライトと連動して低輝度で発光するポジションランプ部分と、ブレーキと連動して高輝度で発光するブレーキランプ部分が一体となっています。

ニュートラルランプのLED化

 Amazonで見つけたニュートラルランプ用のDC6Vの集光型LED球(右側)です。ライトケース内に取り付けられているL字型のゴム製アダプター内に、問題なくピッタリと納まりました。

ウインカーリレーの交換

 Amazonで見つけたLEDバルブ対応のハイフラ防止ウインカーリレーで(左側)、2極式の6~12V対応です。バルブをLEDに交換してしまうと電気抵抗値が変わってしまい、通常は高速点滅の状態になってしまいますが、モンキーの純正ウインカーリレーでは点滅しないで常時点灯となってしまいました。そのため6VのLEDバルブに対応したウインカーリレーを色々と探したのですが、最初に購入した製品と次に購入した製品は常時点灯で点滅せず、3回目に購入したこの製品でウインカーがやっと正常に点滅してくれました。
 大手のオートバイ部品のショップに行って、お店のスタッフさんに相談してみましたが正常に動作すると保障できる製品はなく、実際に購入してもらって試してみるしかないという対応でした。

バッテリーの交換

 GSユアサのバイク用バッテリー6N2-2Aの互換製品で、SUPER NATTO / 6N2-2A 6V 開放型です。バッテリーから出ている配線のギボシ端子のオスとメスが逆だったので、端子を取り換えて装着しました。バッテリーの右側に見える黒色の小さな部品はLED用のハイフラ防止ウインカーリレーです。

LED化した結果

 バッテリーを交換してランプ類のバルブを全てLED化したところ、ギアをニュートラルにしてニュートラルランプを点燈させたアイドリング状態で、ヘッドライトをハイビームで点燈させ、同時にブレーキをかけてブレーキランプも点燈させて、さらにウインカーを点滅させても全てのランプが問題なく点燈するようになりました。
 交換部品を入手するのにかなり手こずりましたが、交換して良かったです。

晩秋ツーリング【2019年11月16日(土)】

2019年11月19日(土)に紅葉を期待して、 6名で 軽井沢・榛名方面へツーリングに行ってきました。当日はいつもの様に道の駅「八王子たきやま」に集合して、あきる野ICから圏央道に入り、鶴ヶ島JCTで関越道へ入り、藤岡JCTで上信越道に入って松井田妙義ICで高速道を降り、国道18号線で紅葉を楽しみながら碓氷峠を越えて軽井沢へ行き昼食を摂りました。その後は、白糸ハイランドウェイで浅間山方面へ行き休憩して、国道146号線と群馬県道56号線で榛名山に向かいました。最後は北榛名湖周辺で「イニシャルDごっこ」をして、渋川伊香保ICで流れ解散となりました。

実はA爺さんはその日は帰らず渋川に宿泊して、翌日は赤城山を経由して国道120号線で金精峠を越えて日光へ行く予定を別に組んでいました。ところが、国道120号線の群馬県片品村側から金精峠トンネルを日光側へ出たところで積雪による路面凍結が発生しており、あえなく転倒して右中指と左肋骨3本を骨折し、折れた肋骨が肺に刺さる大怪我をしてしまい、暫く入院して加療することになってしまいました。そのため、完治するまで暫くおとなしく冬眠することとなりました。

DUCATI ドナドナ

思い起こせばというか、この時から始まっていたのかもしれない。

9/12に富士スバルラインの横を走る、軽水線と富士線という舗装林道を走った際の帰り道、まちに降りるために下り坂をエンブレを効かせながら降りていた。

信号待ちの手前でいきなりエンスト?エンジンをかけようとスターターボタンを押すもかからない?複数回セルを回してやっとかかった。標高が高いところに行ったから気圧変化でおかしくなったか?

その後給油のためにスタンドへ、エンジン再始動しようとスターターを押したがあれ?やっぱりかからない??サイドスタンドがしまわれてない?いや、こいつはサイドスタンドが出ていてもエンジンはかかる。年のためもう一度スタンドを出して戻して、スターターON!おっ、かかった。

10/2千葉南房総方面にツーリング。現地についてさて、走り出そうとしたら、全くエンジンがかからない??やはり複数回セルを回してようやく点火。

ところが、オイルチェックランプが点いている。エンジンを止めバイクを立ててみるとオイル量はキッチリ入っている。

さて、再度エンジン始動。問題なく始動したもののオイルチェックランプは消えない。メーターにはオイルサービスというメッセージが表示されている。

先日1000km点検でオイル&フィルター交換したので、何かメンテナンス履歴を誤入力でもしたのか?まぁ走れるし表示エラーだろう。

どれくらい走っただろう、エンジンランプ、トラクションコントロール、イモビライザー、まぁパチンコ台かと思うほど、ありとあらゆる警告灯が点滅しまくり。(この点灯は序の口)

クリックすると短いですが点滅の状態が見られます。IMG_0345

まぁまぁ、これも表示エラーでしょということで走行を続けたが、突然エンジンブローとかならないだろうな…かなりヒヤヒヤしながら走った。

アクアライン手前で、いよいよ走りに支障が出てきてしまった。

アクセルを開けても加速しない?ん?完全に燃料が制御されてる感じ…これはエンジンが止まったら二度とかからなくなるパターンか?

燃料も少なくなってきたのでガソリンスタンドに寄り燃料補給。最悪かからなかったらスタンドに預けるか。

なんとかエンジンはかかったものの、そこからがさらに悪化。信号が赤になりエンジンブレーキで減速していくと、突然エンジンストール。

ん?セルを回し復活するものの、どうにも吹けない。

アクアラインを渡る前に、コンビニで一番近いと思われるドカのショップにTEL。現象が出始めた時のメーターのメッセージ、各種警告灯が点滅したことを伝えたところ、今そこでどうにかなる問題じゃないです。サービス担当が行っても何も出来ないと言われ。ところで何が起きてるの?と聞いてみたところ、どうも、コンピュータが壊れていて、燃料は噴射しているけれど火が入らないので片肺状態。エンジンブローするということはないでしょうが、走りにくいでしょうねと言われました。

まだ対岸にいるし、なんとかアクアラインは渡りきりたい。アクセルを開けても70kmくらいしか出ないけれど、流れには乗れるだろう。心臓バクバクでアクアラインへ突撃。

トンネル内で、バックファイヤーが鳴りまくり。ヘッドライトも点かない、テールランプは点滅、ウインカーもたまに作動しない。

同行の部長とインカムで、このまま一気に高速で帰ろうか?と提案しましたが、途中で止まったら高速上では危ないので安全のため降りようということで川崎浮島ICで降りたところ、更に状態は悪化。

アクセルを開けても反応しなくなってきた、まさかの完全ストップか…

だんだん暗くなり、ヘッドライトも点かない状態ではヤバいので、渋滞を側方通過していったが、惰性だけで走れるわけもなくアクセルを開けても進まない、あっ、車とバイクのミラー同士が接触。

運悪くレンタカーのため営業所まで行くことに。ところが、いよいよラジエター液を大量に道路に噴射してTHE END

レンタカー屋まで徒歩で行き、まぁレンタカー屋では傷もないので無罪放免となったものの、バイクは動かないのでガソリンスタンドに交渉し、バイクを寄せさせて欲しいと頼み、いよいよレッカーを呼ぶことになった。

幸い40-50分で到着とのことだったので、ガソリンスタンドで途方に暮れながらレッカー待ち。二輪部長は色々見てきたけれど、目の前でラジエター液噴射して止まったのは初めて見たと言われ、部長のこの後の大事な予定を台無しにしてしまったのでありました。

程なくしてレッカーが到着、部長にドナドナの姿撮らなくて良いの?と言われましたが、作業しているところを撮られるのも嫌だろうし、何より早く戻らなければと思い、写真はパスして部長の後部座席に乗せて頂き、大きい体のオッサン2人がギュウギュウに乗って帰路についたのでありました。

後日保険会社から届いた書類には、レッカー費用は¥43000くらいの表示が見えた。

バイク屋に連絡したら、バイク本体のコネクターと診断ツールをつないでも反応がない。CANラインがやられているのか?コンピューターがやられているのか?まずは診断ができないと修理の手が入れられないとのこと。

数日後ようやく診断ツールと通信ができて問題箇所が分かったと連絡が入った。CANライン(双方向通信が出来るLANケーブルみたいなもの)にノイズが乗り、コンピュータを破壊、燃調・水温などのセンサーとのやり取りができなくなり、そのうち片肺【奇跡的に残る1気筒が生きていたので、川崎までなんとかたどり着いた。これが千葉だったらレッカー代はいくらになったのだろうか(゚A゚;)ゴクリ】になり、最後はラジエターがファンが回らなかったせいで温度上昇、1.1気圧を超え、サブタンクにラジエター液を逃し、それでも内圧の上昇が止まらなかったのでブリーザーから大量にラジエター液を噴射したようです。

運転していた身としては、突然プシューと音がして水蒸気が立ち上がり煙幕を張ら何が起こったのか??という感じでした。後から分かったのですが、ラジエターからではなくブリーザーから吹き出したので、てっきり前方側のシリンダーヘッド周りからラジエター液が噴射したと思い、後ろから付いて来てくれた部長もそのシーンを見て、あ~シリンダーが焼き付いたかと思ったほどだったようです。

ラジエター液の色がよくある緑色ではなく赤色だったため、なおさら大惨事のように見えました。

私のバイク遍歴の初代号のホンダゴリラをボアアップをして試走していたところ、カムスプロケの締め付けが甘かったのか?途中で爆発音とともにシリンダーヘッドの繋ぎ目から白煙が立ち込め、後輪がガチっとロックして急ブレーキのようなタイヤの鳴く音が響き渡った。ハンドルをしっかり握っていなかったら前に放り出されていたと思う。シリンダーヘッドを下ろしたら、給排気のバルブが飴のように曲がり、カムスプロケの歯は欠け、取り付けボルトがネジ切れてました。それから比べれば、エンジンが止まり、ロックもなく、スルスルと減速したので助かりました。

10/2に入院10/19に引取と、思ったより傷は浅かったので助かりました。とは言うものの、日本ではまず見かけないトラブルで、本国のデータでも数件しかないというトラブル。ノイズが乗らないようにノイズキャンセラーをケーブルに取り付け、メーター(中にコンピュータが入っている)、電子制御燃料噴射装置&プラグ周りのパーツ諸々を交換し、ラジエター液を補充してなんとか生還したのであります。

パーツだけでも30諭吉はするそーです。工賃合わせると、どんだけかかるんだろ??レッカー代も含めて中古車買えるなぁ。バイクは保証期間内だったので自己負担なし。レッカーは保険に入っていたので、これまた負担なし。

セーフ!!_(゜▽゜*)_))((_(*゜▽゜)_セーフ!!

最近のバイクはバイクの姿をした精密電子機器だそうで、メカの方に聞きましたが、こんな状態になったら路上ではお手上げ、ショップまで運ばないと、どうにもならないそうです。まぁ、今回のようなケースだとショップに運んでも診断ツールが反応しないんじゃねぇ。

這々の体で帰宅しましたが、事故ではなかったので妻のご機嫌は損ねること無く、無事に帰れて良かったということで済みましたが、後日高い食事をご馳走する羽目になりました。

昔のバイクのように、燃料が送られてない、プラグに火が入らない、キャブが吸い込んでないとかチョッと確認できるのと違って、プラグ交換ですら燃料タンクも、他にも取り外さなければいけないパーツがてんこ盛り。どこが悪いのかなんて分かるわけないし、まぁお手上げです。そりゃー工賃も高くなるわけだね。

携帯が圏外の場所でこんなことになったら、野生動物の餌になっちまう(;´Д`)ハァハァ

林道に行くなら、昔ながらの単純設計のコカしても壊れない・惜しくないオフ車が良いんだろうなぁ。修理代を払わなくて済んだ分、昔ながらのオフ車でも増車するかなぁ…と妄想してみる。

フカイタメイキ(;д;)=3=3=3=3、私のバイク遍歴の9台目の同じイタ車のアプリリアは丈夫だったのに。個体差の問題なのか、メーカーの問題なのか、大人しく昔の国産に乗れってことなのか?人車一体となれるバイク探しの旅はまだ終わることがないのか?そろそろ「これで打ち止め」という車両に出会いたいなぁ。

 

 

 

 

2019オートバイ実技教室に参加してきた

中央大学の後楽園キャンパスにある学生生活課が企画・実施しているオートバイ実技教室が今年も2019年10月10日(木)15:00からキャンパス内の特設会場で、富坂警察署の全面的な協力のもとに開催されました。

参加者は中央大学の学生のほかに中央大学のOBなど一般の方も参加できるということで、女性白バイ隊員さん目当てにA爺さんも参加してきました。

実技教室の構成は、①服装点検と準備運動、②車両の安全点検、③実技指導(スラローム走行、ちどり走行、一本橋走行)、④女性白バイ隊員の模範走行という内容(約90分間)で、終始なごやかな雰囲気で実施されました。

昨年は白バイ隊員の方々と結構フレンドリーにふれ合う時間があったのですが、今年は講習会の進行が速かったのか、あっと言う間に終わってしまったという感じでした。

おまけ

今年も参加記念品として警視庁のオリジナル・グッズのセットをいただきました。その中で特に女性白バイ隊「クイーン・スターズ」のオリジナル・コースターは入手困難なレアグッズだそうです。

からあげ酒場「立川ランボー」

外壁の看板

二輪同好会のメンバーがよく利用する立川の串焼き屋「立川笑人(ライアン)」の兄弟店「立川ランボー」が8月にオープンしました。このお店のメインメニューは唐揚げで、使用する鶏肉は地元の鶏専門店が厳選した国産ブランド鶏を朝〆したものを仕入れ、そんな拘りの鶏肉に自慢のタレで下味を付けて特製フライヤーで揚げて提供しています。

お店は2階がカウンターが7席、3階がテーブル席が2つ(8席)で、こじんまりとした戦場の隠れ家みたいな雰囲気の酒場です。

A爺さんのお気に入りメニューは、生ビールにハーフサラダ、唐揚げ2個、ランボーサンドで〆るチョイ飲みスタイルです。唐揚げは2個から好きなだけ注文できますが、強者は「爆弾ランボー唐揚げ(8個)」をペロリと平らげていました。

お店の責任者「たつや」さんはオートバイ乗りで、現在スズキのDRZ400SM改に乗っています。二輪同好会のメンバーが行った時には、お酒を飲みながらバイク談義に花が咲きます。

お店の概要

ラ ン チ:11:30~14:30(L.O.14:00平日のみ)
ディナー :17:00 ~24:00 (L.O.23:00)
定 休 日:日曜日 (月曜が祝日の場合、日曜営業で祝日の月曜休み)
住   所:立川市曙町2-7-5 Kビル2F (地図)
電   話:042-518-9797

食べログの情報

お店の画像

ディナーメニュー

ランチメニュー

ランチメニュー

料理の写真

びっくり!!ランボー
びっくり!!ランボー

夏休みの課題製作「山梨県の林道マップ」

今年の春にオフロード林道を走行していた際にトップケースに入れてあったペットボトルのフタが振動で開いてしまい、長年愛用していた「県別マップル山梨県(2006年版)」がビショビショ、ボロボロになってしまいました。A爺さんが山梨県内の林道を走行した際に、色々とメモを書き入れながら使ってきた地図帳なので、おいそれと新しいものに買い替えるのは偲び無く、どうしようかと悩んだ結果、意を決して電子化に挑戦することにしました。今後はタブレットを使って作成した地図データを見ることができるようにしたいと思い頑張りました。

マップルの地図は(株)ゼンリンの地図データを基に作成されているのですが、今回使用したgoogleマップは独自データを基に地図を作成しているようなので、掲載対象としている林道に結構な相違がありました。どちらにも掲載されていない林道や足りない関連情報は、自身の走行記録や様々なインターネット上の様々な林道情報を参考にして作成しました。

手作り「山梨県の林道マップ」を見る

・青色のラインは、以前に通行可能を確認したルート
・赤色のラインは、以前に通行不可を確認したルート
・黄色のラインは、詳細不明のルート(今後の調査ツーリング対象)
・緑色のラインは、林道規格レベルの県道、市道、町道、村道
※ラインの色分けは、最新の情報に基づくものではありませんので、ご注意ください。

林道マップを作製する過程では、地図上には未掲載の名前も分からない新たなルートを見つけることもできたので、これから実際に走りに行く楽しみができました。

【謝辞】
今回、山梨県の林道マップを製作するにあたっては、以下の情報サイトに掲載している情報を参考にさせていただきました。皆さまのご尽力に感謝し、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

googleマップ
yahooマップ
国土地理院 電子国土Web
山梨県営林道通行規制情報
山梨の林道事典

G310GS次男が家出

せっかく3色揃ったG310GS…

 長男はパール・ホワイト・メタリック、次男はレーシング・レッド、三男はコスミック・ブラック

 長男が人柱的にまだアフターパーツが複数種類出回ってない時に、ネットでポチってコツコツとカスタマイズを進め、その様子を車両紹介などで事細かく公表してくれたのを見ながら、次男もプチカスタムをしていました。

 結局それぞれの日程が合わず、三兄弟が揃ってツーリングに行くこともなく、次男は家出してしまいました。

 BARKBUSTERSのハンドルガード、ODAX  LEDヘッドライト、ODAXのスクリーン→KIMISSのスクリーン、Wunderlichのハンドルアップ、Hepco&Beckerのエンジンガード・タンクガード・サイドケース(ジュニアフラッシュ)・トップケース、Bruce & Sharkのサイドスタンドエクステンション、CNCの折りたたみブレーキ・レバークラッチレバー、純正グリップヒーター、色々つけました。

 そこまでやったのに何故家出…。9台目に乗ったAprilia MANA850GTが私のバイクライフを変えてしまったからに他ならない。

 フロントはOHLINS、リアはWILBERS物も良いんだけれどセッティングが素晴らしく、路面のギャップを猫脚のしなやかさでバイクが飛び跳ねない。コーナリングもサスがタイヤを路面に押し付けていると言うか、ピッタリ路面に食いついて滑る気がしなかった。

 じゃぁ、MANA850GT乗り続けりゃ良かったじゃん、そーなんですが、アルプスローダーではなく、やや前傾姿勢のヨーロピアンタイプだったので、首・肩がすぐに痛くなってしまって泣く泣く手放しました。

 G310GS、ポジションは良いし、シートは薄いのにケツが痛くならない今までに体験したことがないほどの逸品で、これを乗り続けようと思ったのですが、どこかフィーリングが合わない…なんとも説明できないけれど。

 そんなどこか物足りなさを感じていた折に、若い知人の早過ぎる訃報が立て続けに入り、自分の残りのバイク人生今のうちに好きなものに乗っておかなくては!と一念発起し、MANA850GTの後継車種を探していた時に出会ったDucati hyperstrada821に乗るしかない!と思い、G310GSが2018モデルなのに、そこから3年遡る2015モデルに乗ることになりました。

 Hyperstrada821はユーロ規制のあおりを喰らい、燃費・排ガスをクリアするために排気量を933にアップ、車重もアップしてしまいました。さらに、Hypermotard は好調なのにHyperstradaは不人気、そこにMultistrada 950が発売されHyperstrada821はカタログ落ちという憂き目にあってしまうのでありました。

 今更状態の良い車両は見つからない、半ば諦めでネット検索していたところ、驚きのデッドストック車両を発見!なんと走行1km!!この出会いを逃してはならんと思い、試乗(足付きの確認とクラッチの繋ぎ具合をチェックはしましたが)もせずに購入しました。

 車両については、車両紹介 幹事長 12台目へ!

 

 

ホタル観賞ツーリング

6月22(土)・23(日)でバイク乗りの友達と1泊2日の「ほたる観賞」ツーリングに行ってきました。今回は訪ねたのは、長野県の辰野町にある「はたる童謡公園」という場所で、乱舞するホタルが見られるということで有名なスポットです。

googleマップで見る

訪れた日は地元のホタル祭りが開催されていた日で、毎年、お祭りの時期は公園の周辺は大混雑でオートバイで行っても身動きが取れないぐらいの渋滞になると事前に聞いていたので、当日は雨も降っていたこともあり、東京を午後に出発してノンビリと中央高速を諏訪ICまで走って夕方の6時頃に諏訪のホテルに到着しました。

それからお風呂に入いり、夕食を摂って、部屋でひと眠りしてから、ホタル祭りが終わった午後10時過ぎにホテルを出発して「ほたる童謡公園」へ向かいました。公園に到着したのは11時頃でしたが、人も車もかなり引けてはいましたが、それでも結構な数の人達がホタルを見に来ていました。

A爺さんの日頃の行いが良いのか降っていた雨も上がり、気温もそれほど下がらなかったので、公園内の水路をホタルが元気に飛び回っていました。A爺さんは持参したHelinoxのイスを組み立てて、特等席に陣取ってじっくりとホタルを鑑賞することができました。

ホタル達はオールナイトで求愛活動をしてますが、さすがに夜も更けたので午前1時過ぎに引き上げて、真っ暗な山道を安全運転で諏訪のホテルまで帰り、途中で買った缶酎ハイと肴で軽くしめてから寝ました。

勝沼「縁側茶房」

翌日は寝坊してしまったので、チェックアウトの午前10時にホテルを出て、諏訪ICから雨の降りそうな中央高速に入って山梨方面に向かいました。

勝沼に縁側茶房という古民家の縁側でお茶ができるというカフェがあるというので、立ち寄ってみました。縁側の座布団に座って目の前のブドウ畑を眺めながら、のんびりとお茶してきました。

お土産

勝沼はちょうどサクランボの季節だったので、いつも行く無農薬・有機栽培の広瀬園でサクランボと早生の桃を買って、空模様を気にしながら東京へ帰還しました。

梅雨時期のバイクいじり

雨で乗れないと、ウズウズした気持ちを抑えるために、ネットでポチった安いパーツを取り付けることにしてみました。(これはブレーキ側交換済み)

G310GSは、インド製でアジア展開しているバイクでかなりチープに作られているので、ブレーキ・アクセルレバーの調整がない。

こう見えて手がそんなにデカくないので、レバーが遠い遠い。もうチョット手前にレバーがあればコントロールしやすいのに。

二輪同好会の先輩が既にレバー交換していますが、かなり早く出たパーツのため、クラッチが切れているというサインを出すマイクロスイッチが上手く作動せずセルが回らないとか、ギアがニュートラに入らないとかだいぶ苦労されていたので、交換を躊躇していたのですが、数千円で買えるレバーが出てきたので、ダメ元でエイヤっと買ってみました。

排気量が少ない非力なバイクだから油圧クラッチじゃなくワイヤー式。プッシュロッドだったらもっと簡単に交換できたかもね。

結果、効果絶大!ノーマルと比較してみるとかなりグリップ側に近くなりました。心配されたマイクロスイッチも問題なく可動。これはありがたい!!