2019年 ツーリング初め

富士川町上高下地区

2019年1月3日(木)に今年最初のツーリングに行ってきました。当日は寒いし、日の暮れるのも早いし、帰省渋滞も予想されたので、行先はいつもの山梨県富士川町高下の上高下地区としました。この場所は富士山が綺麗に臨められる富士ビューポイントで、広域林道の足馴峠線(あしならしとうげ)の入り口となっている所です。ここには駐車場やトイレも設置されており、1月の元旦には初日の出の生中継場所にもなっています。

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林ツーめし

おてんラーメン仕込中

当然、飲食店があるような場所ではないので、昼飯は自炊です。休憩用のベンチが設置されており水道もあるので、定番メニューの「おでんラーメン」を作りました。今回は、途中でスーパーマーケットに寄り、具材にチャーシューとメンマも仕入れてきたので豪華版となりました。ここの標高は650mぐらいですが、やはり冬季はそこそこ寒く、熱い食べ物は冷えた身体を暖めてくれます。

食後の富士山

林ツーコーヒー

お昼を食べ終わった後は、暖かいお茶を飲みながらマッタリと富士山を眺めつつ、A爺さんはウトウトと過ごし、同伴したライダー君は自慢の一眼レフで富士山とオートバイの写真を満足するまで撮影していました。

北総の小江戸 佐原ツーリング

伊能忠孝記念館の前

12月16日(日)に千葉県香取市にある佐原へ広報さんとツーリングに行ってきました。佐原の街並みを以前から散策してみたかったので、今回は広報さんの大型二輪車での長距離走行練習を兼ねて二人で日帰りツーリングをしてきました。

当初、朝の7時に出発する予定でしたが、久々に火を入れたMT-09Tracerが冬の寒さも重なってバッテリーが弱ってしまいエンジンがかからないというトラブル発生。急遽、車を引っ張り出してブースターケーブルで給電して、何とかエンジン始動というアクシデントに見舞われて1時間遅れの8時出発となりました。

朝から思わぬ時間を消費してしまったので、時間短縮のために行きのルートは
中央道の国立IC → 首都高速道 → 首都高湾岸線 → 東関東道 → 佐原香取IC
約120Kmの行程を1時間半ぐらいで走行して佐原にある「伊能忠孝記念館」の駐車場(オートバイは無料)に10時頃に到着しました。

 

小江戸佐原の街並み散策

小野川

今回はオートバイを駐車場に置いて、小野川の両岸に連なる古い商家が建ち並ぶ街並みを散策しながら楽しみました。

先ずは冷えた身体を温めることも兼ねて、ご当地の歴史的な偉人を紹介する「伊能忠孝記念館」に入り、伊能忠孝の偉業をお勉強しました。

それから記念館でいただいた散策マップを頼りに小野川沿いの古い商家を見学しながら街並みを散策しました。シーズンオフということと午前中でもあったため、観光客も少なくゆっくりと写真を撮りながら散策が楽しめました。

 

お昼ごはん

恋する豚の他人丼

小野川沿いに保存されている商家は昔の家業とは異なるお店が多くあり、その中には日本料理店をはじめフレンチ、イタリアン、カフェなどの飲食系のお店もたくさんあり、どのお店に入るのか迷ってしまうぐらいです。

鰻、寿司、海鮮と悩んだ末に「板前割烹 真亜房」という和食店に入って、地元ブランド豚の「恋する豚」を使った「他人丼」をいただきました。

 

お土産

元幹事長さんから、佐原に行くのであれば油茂製油店の胡麻油を買ってきて欲しいとリクエストされていたので食後の散策で寄ってみました。このお店は創業350余年の歴史を誇る製油店で、小野川の忠敬橋(ちゅうけいばし)から県道55号線に沿って東へ50mぐらい行ったところにあり、これまた立派な古い商家でした。

その後、駐車場まで戻ってオートバイに乗って「川の駅 水郷さわら」に行き、地場のお土産を色々と物色して楽しみました。ここは特産品販売施設だけではなく利根川沿いの地の利を生かして、マリーナ、カヌー乗り場、観光船乗り場、湿原観察施設などが併設されていました。

 

帰り道

圏央道「菖蒲 パーキング」

帰りのルートは冬至も近く日が暮れるのも早いので、手っ取り早く圏央道の神崎ICから青梅ICまで千葉県、茨城県、埼玉県をグルリと回る約150Kmの道のりを走行する大型二輪車でのクルージングを広報さんに 堪能してもらって帰還しました。

その後は一度自宅に戻って着替え、いつもの様に反省会と称して居酒屋に飲み行き、快い疲労感で爆睡しました。

双子の兄弟車で秩父へツーリング

兄弟車ツーリングの写真
道の駅「たきやま」

A爺さんは最近、歳のため年々体力が衰えてきており、大型二輪車の取り回しもきつくなってきたので今回、思い切って軽いモデルのオートバイを購入しました。

購入したのはBMWのG310GSというオートバイで、排気量313ccの単気筒DOHCエンジンを搭載したアドベンチャータイプのモデルです。車重は170Kgとかなり軽量で取り回しも楽チンなので、ヒラリヒラリとワインティングや林道を走行することができます。

G310GSの諸元

そんな真新しいオートバイが届いた翌日にエンジンの馴らし運転を兼ねて、秩父方面へツーリングに行く事になりました。今回はG310GSの「Racing red」と「Pearl white metallic」の色違いの双子の兄弟車で、レッドは走行距離250Km、ホワイトは走行距離26Kmという状態で、どちらも買ったばかりの新車なので最初はエンジン回転数6,000rpmを越えない様に気を使っての走行となりました。

 

BMW G310GS「Racing red」

兄弟車ツーリングの写真
G310GS_Red

 

BMW G310GS「Pearl white metallic」

兄弟車ツーリングの写真
G310GS_White

 

行きのルート

兄弟車ツーリングの写真
行きのルート

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道の駅「滝山」→ JR青梅線「小作駅」→ 岩倉温泉 → 飯能大河原工業団地 → 西部池袋線「武蔵横手駅」→ 林道「関の入線」→ 林道「中野線」→ 林道「権現道線」→ 林道「奥武蔵2号線」→ 林道「奥武蔵1号線」→ 林道「奈田良線」→ 林道「秩父高原線」→ 秩父高原牧場 → 風布「日本の里」→ 林道「茨戸線」→ 寄居町 → 林道「陣見山線」→ 林道「上武秩父線」→ 道の駅「両神」→ 「民宿すぎの子」

今回は3連休の初日(2019年9月22日の土曜日)ということもあり、高速道路や主要国道が渋滞していることが予想されたので、絶対に渋滞しない完抜け林道を使ったルートで秩父方面に向かいました。

朝の6時30分に出発して途中で朝食を摂り、先ずは青梅経由で飯能を目指します。西部池袋線「武蔵横手駅」から林道に入り山を登り始めたのですが、休日の朝ということもあり多くのハイカーやトレイルランナーが林道におり、道も濡れて狭かっため安全運転で走行しました。

尾根まで登り切ったところから始まる奥武蔵グリーンラインでは、雲が低く尾根にかかっていて白いガスで前が見えない様な状態だったので、やはりペースが上がらず、かなり時間をロスしてしまいました。

寄居町に入ってガソリンを補充してからは、曇ってはいましたが天候も落ち着き、快調に走行できるようになりました。

 

古民家で昼食

兄弟車ツーリングの写真
すぎの子御膳

昼食は秩父市にある茅葺き屋根の合掌造りで有名な「民宿すぎの子」に予約をして、 築300年の梁が見事なお部屋で、秩父で取れた天然の山の幸を使った手作り料理が並ぶ「すぎの子御膳」をいただきました。

庭で飼っているワン子の犬小屋も茅葺き屋根で、小屋の中では黒の柴犬がくつろいだ姿で昼寝をしていました(^^;

 

帰りのルート

兄弟車ツーリングの写真
帰りのルート

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「民宿すぎの子」→ 西部秩父駅 → 道の駅「秩父」→ 正丸トンネル → 林道「子の山線」→ 子ノ権現天竜寺 → 林道「双沢線」→ 林道「栃屋谷線」→ 林道「原市場名栗線」→ 名栗湖 → JR青梅線「日向和田駅」→ 日の出町 → あきるの市 → 八王子市 → 日野市

両神あたりでは霧雨が降っていましたが、秩父駅まで下ると天気は持ち直しました。帰りルートに選んだ国道140号線と国道299号線は秩父市役所から羊山公園にかけてかなり渋滞していましたが、単気筒のスリムなオートバイだったので華麗にすり抜けて子ノ権現に向かいました。

 

子ノ権現天龍寺

兄弟車ツーリングの写真
子ノ権現

子ノ権現天龍寺(ねのごんげ てんりゅうじ)の縁起に「魔火のため腰と足を傷め悩めることあり。故に腰より下を病める者、一心に祈らば、その験を得せしめん」とあり、古より足腰守護の神仏として広く信仰を集めているといことで、最近足腰が弱ってきたA爺さんは、お参りしてお縋りすることにしました。

寺は飯能市の北部のとんでもなく辺鄙な場所にあり、四輪車がすれ違がえない様な細い一部コンクリート舗装の林道をエンジンを唸らせながら登っていくと山の頂上に本堂があります。

子ノ権現をお参りした帰りの林道「双沢線」(ならびさわ)は、とても狭くて物凄い急な下り坂で、さらにヘアピンカーブが連続するためローギア入れっぱなしで下りました。

 

最後は「立川笑人」

自宅に戻り軽くシャワーを浴びて着替え、いつもの立川笑人に行き、今日の反省会を行いました。

今回は林道を存分に走り込んでみましたが、初めて乗るオートバイにもかかわらず楽しくツーリングをすることができました。

軽量な車両とエンジンパワーのバランスが取れていて、扱いやすいことが大きく寄与していると思います。また、今回は林道と一般道を使った約280Kmのツーリングとなりましたが、途中で疲れを覚えることもなく快適に走破することができました。

シートは見た目には特に厚いとか硬いとか特徴はないのですが、素材や形状など様々な工夫をしているらしく、お尻が痛くなることも全く無かったので、ドイツ人設計者の拘りをシートの性能からも感じることができました。

朝も早く起きて出かけたことから、22時を過ぎた頃にはお酒も入り眠くて目を開けていられなくなったのでタクシーで帰還しました。

 

 

 

二輪車用ドライブレコーダーを装着してみた

二輪車用ドラレコの写真
Obestドラレコ

今回、取付けたのはOBEST社の二輪車用ドライブレコーダー(OB-D03)という中国製の製品で、AMAZONで衝動買いしました。

価格的には約9,000円と安かったのですが、製品が届いてから良く見たら防水仕様はカメラ部分だけで、本体は防水仕様ではないという落ちでした(^^;

なお、画像データを保存するマイクロSDメモリーカードは付属されていないので、別に用意する必要があります。

【製品仕様】
ブランド:OBEST
製品型名:C6
本体色:ブラック
接続ポート:USB2.0
Gセンサー:3段階(強中弱)
電池: Lithium ion
電圧:DC 3.7~5V
電流:450~470mAh
ストレージー環境:-20~60°
作業温度:0~60°
乾湿度:15~60%RH
電源アダプター:入力側DC 12-24 出力側DC 5.0V 最大1500mA
ダブルカメラ録画:サポート
緊急データーロック:サポート
正味重量:66g
製品寸法:82×62×21mm
録画時間:32GBのメモリーカードで約4.5時間(D1設定)

 

本体の防水対策

二輪車用ドラレコの写真
格納ケースの防水加工

製品本体が防水仕様ではないので、本体を水気から守るために簡易防水のケースに入れることにし、早速100均ショップに行って手頃なサイズのケース(幼児用お弁当箱)を買ってきて加工しました。

まずドライブレコーダー本体から出ている4本のケーブルをケースの外に出せるようにするため側面に穴を空けて、その後にケースとケーブルの間にできた隙間をグルーガン(ホットボンド)を使って埋めながらケーブルも固定しました。

次にドライブレコーダー本体がケースの中で振動の影響を受けない様にするために、ケース内側に粗目のスポンジを敷きました。
最後にケースをバイクに固定するためにケースの底に粘着式のマジックテーブを貼りました。

実は一この作業で番大変だったのはドライブレコーダー本体を格納するケースの設置スペースをシート下に確保することでした。シート下にある既存のETC本体をシート下にあるフレームの中に移動させるために一度シート下にあるフレームの一部をバラして、ETC用配線の取り回しを変更するのに苦労しました。

前方カメラの取り付け

二輪車用ドラレコの写真
前方カメラ

フロントフェンダーの上に取り付けるか、バイク前面の本体に取り付けるか悩んだのですが、カメラを可動部分に取り付けるとケーブルの取り回しが大変になるので、左右にあるフォグランプを固定している既存ステーに取り付けることにしました。

カメラ本体の取り付け作業は、非常に簡単で両面テープでステーに貼り付けた後、4本のケーブルタイ(結束バンド)で補強も兼ねて固定しました。

カメラ用ケーブルの配線作業では、針金ハンガーをバラして直線状にして、ケーブルと針金をビニールテープで巻いて固定し、先ず針金をフロントフォーク側から燃料タンクの左下を探りながらシート側へ貫通させ、あとは針金を引っ張ればケーブルがタンクの後方側から出てきます。

 

後方カメラの取り付け

二輪車用ドラレコの写真
後方カメラ

左右のサイドケースを固定するためのサイドケース用ステーがナンバープレーの下にあるので、この既存のステーに取り付けることにしました。

雨天の走行時に後輪が跳ね上げる泥水がカメラに掛かることが心配でしたが、もし画像の写り具合に影響が出るようであれば、泥除けパーツを自作して追加で取り付けようかと思っています。

カメラ本体の取り付け作業は、前方カメラと同じ方法で固定しました。

ケーブルの配線作業は、リアのフレームカバーに多少隙間があったので、その隙間からシート下へ配線を出しました。また、後方カメラのケーブルには後輪が跳ね上げた小石などが当たる可能性があるので、スリットチュープ(コルゲートチューブ)を使って保護する対策を取りました。

 

電源の取り出し

二輪車用ドラレコの写真
電源取り出し

利用できる電源としてはシート下にナンバープレート灯の配線ケーブルがあったので、このケーブルから配線コネクター(エレクトロタップ)を使ってケーブルを分岐させて電源を取り出しました。

 

結線作業

二輪車用ドラレコの写真
結線作業

最後にドライブレコーダー本体から出ているカメラ1(黄色)とカメラ2(黄色)、電源(赤色)のコネクターに各ケーブルを結線し、余ったケーブルを整えて隙間に収納して、取付けと配線の作業は完了しました。

残りの1本(黒色)は、ドライブレコーダー本体をパソコンに接続する際に使用するUSBケーブル用なので、走行中は使用しないため結線せずに防水キャップを自作して取付けました。

録画した画像をドライブレコーダー本体の2インチ画面で見ることもできますが、画面が小さくて良く見えないので基本はマイクロSDメモリーカードを本体から抜いてパソコンで再生して見ることにしました。

 

動作確認

 

梱包されていた取扱説明書が英語版と中国語版しかなかったので、販売元へメールで取扱説明書の日本語版の有無を問い合わせたところ、速攻でPDFデータをメールで送ってくれました。C6使用説明書(日本語版)

ドライブレコーダーの設定作業では、設定メニュー項目の「使用言語」で日本語を選択すると設定メニューが日本語で表示されたので比較的簡単に終えることができました。

しかし、設定作業で日時や動作条件などを何度設定しても、電源を一度切ると設定値が元に戻ってしまうという現象が発生し、今のところ原因不明です。したがって、テスト録画の日付は実際に録画した日付とは異なった表示になっています。

その後、販売元にメールで問い合わせたところファームのバージョンアップが必要との連絡があり、指定された手順でファームの更新をしましたが改善されませんでした。

再度販売元にメールで問い合わせたところ、返金するので製品を送り返せと連絡がありましたが、肝心の返送先住所を連絡をしてこないという最悪の対応でした。返信されてくるメールに記述されている日本語も「てにをは」が少し変な感じなので、中国からメールしているのかもしれません。

 

感想

二輪車用ドラレコの写真
取付け作業完了

二輪車専用の製品にもかかわらず本体が防水仕様じゃないのには笑っちゃいましたが防水対策について何とか対応できれば、この価格であれば我慢できる範囲だと思います。

録画した画像は正直言ってそれほど期待していなかった通り、クオリティーは高くありませんでしたが、あとで何があったかぐらいは確認できる程度の画像です。

結局、そのご販売元から返信が無いので動作設定については改善できず、日時等の設定はエンジンを切る度に初期値になってしまいます。

中華製品に対して特に偏見を持ってはいないですが、今回は残念な製品を購入してしまいました。

 

 

GIVI社製のツールボックスを取り付けてみた

GIVI ToolBoxの写真
GIVI ToolBoxパッケージ

GIVIのサイドケース用ステーの内側(後輪側)に装着するツールボックスを取付けてみました。いわゆる隙間家具みたいな製品で、サイドケース用ステーと後輪の間に取付ける工具入れです。

ツールボックスを取付けるための汎用ステーは別売りで、A爺さんは以下の通販サイトから購入しました。

GIVI社製 パニアステー併用 ツールボックス(S250)
価格 9,900円 (税別、送料別)

GIVI社製 パニアステー併用 ツールボックス 汎用取付けステー(S250KIT)
価格 7,400円 (税別、送料別)

【ご注意】
この製品をインターネット検索で探している時に偶然に詐欺サイトらしき「https://www.cccsstore.top/」という通販サイトを見つけてしまいました。

サイト内の「よくある質問」に「クレジットカードは使えますか?」とあり、「VISA、JCB、マスターカード、アメリカン・エクスプレス、ダイナースカードの各種クレジットカードがご利用いただけます。」と回答していますが、実施の発注手続きでは「銀行振込」しか選べません。また「代金引換」が選択できないのに、「代金引換では領収書は発行できない」と矛盾する回答も記載されていました。

その他に掲載している「会社概要」もデタラメで、本社所在地は東京の江東区なのにFAX番号は「03-5579-67225」と存在しない番号(加入者番号が5桁)となっていました。当然、問合せ用のメールアドレスも掲載していません。皆様、お気を付けください。

 

梱包内容

GIVI ToolBoxの写真
梱包内容

ツールボックスには水の侵入を防ぐためにフタの接触部分にシール材が埋め込まれており、圧着式のフタにはカギが付いています。またツールボックス内には取外し可能な上限の仕切り板があります。

別売りの汎用取付けステーは、GIVI社製の各種サイドケース用ステーに対応できるように伸縮可能な構造となっています。その他に取付けに必要なビスやナットなどの部品や説明書が入っています。

 

取付けに必要な事前加工(1)

GIVI ToolBoxの写真
事前加工(1)

ツールボックス本体は、左右どちらのサイドケース用ホルダーにも取付けられるよう設計されており、実際に取付けるサイドケース用ホルダー側のボックス側面にある4ヵ所の固定用の穴を6.5mmのドリルで貫通させる加工が必要となります。

GIVI ToolBoxの写真
事前加工(1)の結果

穴が貫通したらツールボックスの内側から2つの固定ステーを入れて、各ボルト(4本)に防水用のゴム製O型リングをはめます。

 

取付けに必要な事前加工(2)

GIVI ToolBoxの写真
事前加工(2)

次にサイドケース用ホルダーにツールボックスを固定するために、既存のサイドケース用ホルダーのフック穴にネジを切る加工を行います。このネジを切る作業にはM6(1.0ピッチ)の「タップ」という工具が必要となります。

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タップ&ダイスのセット

さっそく近所のホームセンターへ買いに行ったところ、タップとタップホルダーを各単品で購入する金額に少し足せば「タップ&ダイスのセット」が購入できるので、A爺さんはセットの製品(税込で1,764円)を購入しました。

 

組立・取付け

GIVI ToolBoxの写真

取付けステーの事前加工さえ済んでしまえば、後はスパナと六角レンチで簡単に組み立て取り付けることができました。最初は取付けステーを仮に組み上げて取付け位置を調整し、ナットを本締めすれば完了です。

GIVI ToolBoxの写真
取付けステーの仮止め

A爺さんはフェンダーレスキットを取付けていたため、ツールボックス本体が多少ウィンカーと干渉しましたが問題無い範囲だったのでそのまま組み上げてしまいました。

 

感想

GIVI ToolBoxの写真
積載した甲工具類

今回、取付けたツールボックスには、レンチセット(2種)、ドライバーセット、マルチツール、LEDライト、補修材を格納しました。瞬間パンク修理材は格納しきれなかったため、反対側の右サイドケース用ステーの隙間にインシュロック(結束バンド)で固定して取付けました。
最近のオートバイは、ETCやABS装置など搭載機器が増えてシート下のスペースが殆ど無いので、隙間家具的なこの製品はとっても便利だと思います。

 

参考

今回、ツールボックスに入れた補修材は、水に濡らして巻き付ければ20分で硬化してしまう「FiberFix補修テープ」という製品で、骨折した時にギブスで使用するものに似ています。

ウィンカーステーやブレーキレバーなどが折れた際に使えるかと思いAMAZONでテープ(2.5cm幅X100cm)3巻入りを購入してみました。製品仕様は、以下の通りです。

製造国:中国
商品内容物:FiberFix、作業用手袋、サンドペーパー、ビニールテープ
形式:グラスファイバー製テープ
色:黒
ラップ巻き回数:最低6回巻/水漏れ箇所8回以上
硬化時間:表面硬化5分/完全硬化20分
圧縮強度:236N/cm(φ 48/6層)
引張り強度:241N/cm/409N/cm(1層/2層)
耐水圧:2MPa(8層)

 

 

 

オートバイ実技教室に参加してきた

安全運転講習会の写真
白バイ隊員と二輪同好会メンバー

中央大学の後楽園キャンパスにある学生生活課が企画・実施した「交通安全キャンペーン」の一環として、オートバイ実技教室が2018年5月8日(火)15:00から後楽園キャンパス屋外コート南側特設会場で、警視庁の全面的な協力を得て開催されました。
後楽園キャンパス「交通安全キャンペーン」

参加対象者は中央大学の学生ということでしたが、中央大学のOBなど一般の方も参加できるということで、A爺さん(HONDA CRF250L)、幹事長(SUZUKI V-Strom1000)、きくりん(会社のリクルーターとして後楽園キャンパスに偶然来ていた)の3人で参加してきました。

実技教室の構成は、①安全講習、②車両の安全点検、③実技指導(スラローム走行、スロークランク走行、急制動、一本橋走行)、④女性白バイ隊員の模範走行という内容(約90分間)でした。

参加者は、中大生、中大OB、郵便局員、新聞配達員、バイク便ライダーなど様々な人達で、終始なごやかな雰囲気で参加していました。

 

 

安全講習

安全運転講習会の写真
安全講習会

警視庁の交通安全対策課が二輪車交通安全キャラバン隊という感じの装備で、交通安全指導に必要な全ての機材や機器を持ち込んで、交通安全の動画などを見せながら安全運転の講話があり、続いて警視庁第5方面交通機動隊の女性白バイ隊員による車両点検、運転に適した服装と装備、乗車姿勢の指導などがありました。

 

 

実技指導

安全運転講習会の写真
女性白バイ隊員による実技指導

白バイ隊員(男性教官1名、女性白バイ隊員3名)の指導により、パイロンで作成した特設コースを参加者自らが、スラローム走行、スロークランク走行、急制動、一本橋走行を行いました。各走行コースには白バイ隊員が付いて、乗車姿勢、スロットル操作、ブレーキ操作など様々なアドバイスをしてくれました。

 

 

模範走行

安全運転講習会の写真
教官と女性白バイ隊員

先ずは、女性白バイ隊員3名による模範走行がお披露目されました。狭い特設コース内を限界まで加速し、直ぐに急制動し、ハンドルをめいっぱい切ったフルターンの連続走行で、観覧している受講生達も思わず息を呑んで見入ってしまいました。

 

次に、幹事長のV-Strom1000を借りて白バイ隊の教官による一本橋の模範走行。始めて乗った不慣れな車両にもかかわらず、超低速走行の神業的テクニックを披露し、一本橋から落ちそうになり前輪タイヤのサイドだけが乗っている状態で踏みとどまり、態勢を持ち直した時には思わず見ている受講生達がウォーと歓声が上がるほどでした。

 

 

女性白バイ隊員

安全運転講習会の写真
女性白バイ隊員

今回指導していただいた女性白バイ隊員の方々は、クイーンスターズが着ている赤色の制服ではなく、通常の白バイ隊員と同じ青色の制服を着ていたので、交通機動隊に所属している白バイ隊員の方々でクイーンスターズの隊員とは違うようでした。

クイーンスターズとは、警視庁の交通総務課に所属の交通安全教育に専従する女性白バイ隊員のことらしいです。

みなさん美人揃いで、個人的にはプライベートな時にお近づきになりたいですが、白バイに乗っている勤務中はご遠慮申し上げたいです(^^;

 

 

記念撮影

安全運転講習会の写真
機縁撮影

最後にヤマハ製の白バイの前で、記念撮影を行いました。いい歳して少年の様にはしゃぎ先を争って白バイに跨る二輪同好会メンバー達でした。

 

 

おまけ

安全運転講習会の写真
受講記念品

今回、実技教室の参加者には、警視庁からオリジナル安全運転グッズをいただきました m(__)m

警視庁オリジナル巾着袋の中に、ピーポー君の「注意んガム」、ピーポー君の缶バッヂ風キーホルダー、高齢者交通指導員キャラクター「リードン」のストラップ、うさぎのストラップ、安全運転ストラップ、キーホルダー型LEDライト、超高輝度反射ステッカー、ダイヤル式錠、メモ帳、ボールペンが入ってました。

 

 

 

MT-09Tracer 車検

MT-09Tracer車検の写真
MT-09Tracer車検完了

MT-09Traceも購入してから早3年が経過し、走行距離も20,000Kmを越えて、この4月に始めての車検となりました。

ずっとお付き合いしてきてた「二輪館ACTY」が閉店となってしまい、車検をどこにお願いしようかと悩んでいたのですが、あまりノンビリとしていると二輪同好会の「春のツーリング」に間に合わなくなってしまうため、飛び込みで行った地元の大型二輪車を専門とするオートバイショップに車検をお願いすることにしました。

 

見積もり

先ずはオートバイを持ち込んで、見積もりの作成をお願いしました。目視の点検では後輪のタイヤがかなり消耗しているということなので、今回は憧れていた「MICHELIN ROAD5」に交換することにしました。

その結果の見積もり金額は、全て込々で18万円弱という結構なお値段となってしまいました(^^;

MT-09Tracer車検の写真
MT-09Tracerの車検見積書

 

車検完了

3月の下旬にオートバイを引き渡し、約2週間で整備と車検を終えて、4月の上旬に戻ってきました。車検を終えたTracerはすこぶる調子が良く、特にエンジンの吹き上がりにストレスを全く感じなくなりました。

MT-09Tracer車検の写真
MT-09Tracerの車検整備記録

 

支払い

支払金額の方は、特に追加の作業や部品交換も無かったので、見積金額とほぼ同額となっていました。

4月はたまたま車の車検と重なってしまったので、ダブル車検となってしまい財布にはちょっと痛かったです(^^;

MT-09Tracer車検の写真
MT-09Tracerの車検請求書

 

感想

車検費用については、初めてお付き合いするオートバイショップなので特に期待はしていませんでしたが、整備作業については全く問題はありませんでした。エンジンが調子良すぎて、ついついオーバーペースになってしまうぐらいです。

今回交換したMICHELIN ROAD5は、乗り心地やハンドリングがとても良くオートバイが軽く感じられる程です。

以前の標準装備タイヤは、フル加速するとオートバイのパワーに付いて来れず後輪が横流れしていると感じることがありましたが、ROAD5は路面にしっかりと食いついている感じで、Tracerの前輪を軽々と浮かしてしまうぐらいの加速でも安定しています。

また、高速道路でのクイックなハンドル操作でも、タイヤが腰砕けすることもなくしっかりと付いてくるので、ドキッとする様なことも無く思い通りの走行ラインで走れます。

 

 

G-WORKSのガスアダプター

最強のガストーブの写真
最強のシングルバーナー(ハイパワーガスPRO+ST-310)

このページの掲載内容を見て試してみようとお考えの方へ
ここで紹介している内容は、ガス器具や液体ガス燃料の製造メーカーが推奨している使用方法とは異なりますので、試される方はあくまでも自己責任で行ってください。

液体ガス燃料の弱点

真冬の気温が低い屋外で料理などをするためにガス燃料のシングルバーナー(アウトドア用のガスコンロのこと)を使うと、バーナーの火力が弱くなってしまい、お湯が沸かせないということがあります。

さらに液体のガス燃料が気化する時に周辺の熱を奪う「ドロップダウン」という現象が起きるため、低い外気温に加えてガスボンベおよび充填されている液体ガス燃料自体の温度が下がり、液体ガス燃料の気化効率が落ちてしまい火力が弱まってしまいます。

この問題を何とか解決する方法はないものかと以前から思っていたのですが、今回面白いガスアダプターと最強の液体ガス燃料を見つけたので早速試してみました。

シングルバーナー

A爺さんがキャンプで使用しているシングルバーナーは、新富士バーナー(株)の「レギュレータ―ストーブ(ST-310)」という製品で、卓上カセットコンロで使用するガスボンベ(通称:CB缶)に入った液体ガス燃料を使用します。

このシングルバーナーは「マイクロレギュレーター」という機構を搭載しており、低温による火力低下を起こしやすいブタンガス燃料の弱点を解消し、また連続使用によるドロップダウンの影響を受けにくくして、外気温5~25℃の環境下でも安定した火力を発揮するといのがうたい文句の製品です。

マイクロレギュレーターとは、通常のガス圧の調整に使用するニードル機構ではなく、スプリングの反発力を利用した小型のガス圧調整機構です。

外気温の低下や連続使用によるボンベ内の圧力変化があっても、マイクロレギュレーターが圧力変化に応じて自動的に弁を開閉して最適なガス圧に調整するため、常に安定したガス量をバーナーヘッドへ供給することができる仕組みです。

ー 参考情報 ー SOTO レギュレーターストーブ ST-310

液体ガス燃料

最強のガストーブの写真
液体ガス燃料

液体ガス燃料が気化して可燃ガスとなる温度(摂氏)は、充填されているガスの種類のよって以下の通り異なります。
・ブタンガス        -0.5℃
・イソブタンガス -11.72℃
・プロパンガス  -42.04℃

液体のブタンガスは気化する温度が-0.5度なので、外気温が低いと液体ガス燃料がほとんど気化せず、可燃ガスが発生しない状態になります。逆に液体のプロパンガスは気化する温度が-42.04度なので、外気温が低くても液体ガス燃料が気化して可燃ガスが発生します。

ということは、プロパンガス100%が一番良ということになりますが、実際には液体ガスを充填する燃料ボンベ内部の圧力が高くなり過ぎて、携帯できる小型軽量の安価なボンベに充填することは不可能となってしまいます。

そのため充填する液体ガス燃料にはブタンガス等を混合して、ボンベ内の圧力を下げて燃料ボンベの破壊を防いでいます。

今回、A爺さんが試してみた新富士バーナー(株)のSOTOシリーズなどの液体ガス燃料は、以下の仕様となっていました。

SOTOレギュラーガス(ST-700)
【CB缶仕様・圧着式】

写真の左側から2番目のボンベで、ブタンガス(100%)が充填されています。液体のブタンガスは気化する温度が-0.5度なので、氷点下の外気温では火力不足となり使い物になりません。
ー 参考情報 ー SOTOレギュラーガス(ST-700)

SOTO パワーガス(ST-760)
【CB缶仕様・圧着式】

写真の左側から3番目のボンベで、プロパンガス(30%) + ブタンガス(70%)が充填されています。プロパンガスが混合されているので、氷点下でも火力があります。
ー 参考情報 ー SOTO パワーガス(ST-760)

SOTO パワーガス250トリプルミックス(SOD-725T)
【OD缶仕様・ネジ込み式】

写真の一番左側のボンベで、ブタンガス(35%) + イソブタンガス(45%) + プロパンガ(20%)が充填されています。ブタンガスにプロパンガスとイソブタンガスが混合されているので、氷点下でも火力があります。
ー 参考情報 ー SOTO パワーガス250トリプルミックス(SOD-725T)

SOTO 業務用パワーガス・プロ(RZ860)
【シームレスボンベ仕様・ネジ込み式】

写真の一番右側のボンベで、プロパンガス(43%) + ブタンガス(37%)が充填されています。プロパンガスの混合比率を高くしている影響でボンベ内のガス圧が高くなるため、接合部分が少なくて強度の高いシームレスボンベを採用しています。もちろんプロパンガスの混合比率が高いので、評点下でも強力な火力が得られます。
ー 参考情報 ー SOTO 業務用パワーガス・プロ(RZ860)

ガスアダプター

最強のガストーブの写真
ガスアダプター(OD缶→CB缶)

日本で販売されている液体ガス燃料を使用するカセットコンロまたはシングルバーナー等には、燃料ボンベの装着方式には2つの種類があります。

ひとつはカセットコンロ用ガスボンベ(通称:CB缶)で使用している圧着式の装着方式、もうひとつはアウトドア用ガスボンベ(通称:OD缶)で使用しているネジ込み式の装着方式です。

A爺さんが現在持っているシングルバーナーは圧着式(CB缶仕様)の燃料ボンベ専用で、一方プロパンガス混合率が最強の液体ガス燃料の燃料ボンベはネジ込み式(OD缶仕様)となっているので、この装着方式の違うシングルバーナーと燃料ボンベを装着するためには、変換ガスアダプター(OD缶→CB缶)を使わないと装着ができません。

通販のアウトドアショップなどでは、カセットコンロ用ガスボンベのガスをアウトドア用ガスボンベに詰め替えるためのガスアダプター(CB缶凹→OD缶凹)や、アウトドア用ガスボンベに残ったガスを他のアウトドア用ガスボンベに充填するためのガスアダプター(OD缶凹→OD缶凹)はたくさん販売されています。

しかし、いくら探してもネジ込み式(OD缶凸仕様)を圧着式(CB缶凸仕様)に変換するガスアダプターが見つかりません。

そして、やっと見つけたのが韓国のG-WORKSというメーカーが販売しているガスアダプター(OD缶凹→CB缶凸)と延長ガスホース(OD缶凹→OD缶凸)とがセットになった製品でした。

しかし現在は日本国内では販売中止となっており、取り扱っている通販ショップが無いことが判りました。

色々と探した結果、ヤフオクでガスアダプター(ASIN:B00WHM8EOS)を見つけて落札し、やっと入手しました。
ー 参考情報 ー オークション相場検索サイト aucfan

【2019年1月 追加情報】

中国のメーカー「Camping Moon」から「OD缶⇨CB缶へ 互換アダプター」という製品がAmazonで販売されています。お値段もお手頃でお勧めなのですが、SOTO パワーガス250トリプルミックス(SOD-725T)と接続してもガスが出ませんでした。同じCamping Moon製の延長ホースや延長ポーを介してSOTOのOD缶と接続した場合は問題なくガスは出ました。

燃焼テスト

早速、4つの液体ガス燃料のボンベを冷凍庫に入れて-6℃まで冷やして、レギュレータ―ストーブ(ST-310)に装着して燃焼テストをしてみました。

テスト方法は、12℃の水500ccを加熱して沸騰するまでにかかった時間を計測して比較しました。

結果は以下の通りで、やはりプロパンガスの混合率が高い「業務用パワーガス・プロ」が圧倒的に火力が強く、したがって沸騰までの所要時間も短いという結果になりました。

SOTOレギュラーガス(ST-700)【CB缶仕様】

シングルバーナー(CB缶凹仕様)に直接ガスボンベを接続して使用。
所要時間:7分55秒

SOTO パワーガス(ST-760)【CB缶仕様】

シングルバーナー(CB缶凹仕様)に直接ガスボンベを接続して使用。
所要時間:3分15秒

SOTO パワーガス250トリプルミックス(SOD-725T)【OD缶仕様】

シングルバーナー(CB缶凹仕様) に ガスアダプター(OD缶凹→CB缶凸) + 延長ホース(OD缶凹→OD缶凸) + ガスボンベ(OD缶凸仕様)を接続して使用。
所要時間:3分10秒

SOTO 業務用パワーガス・プロ(RZ860)【シームレスボンベ仕様】

シングルバーナー(CB缶凹仕様) に ガスアダプター(OD缶凹→CB缶凸) + ガスボンベ(OD缶仕凸様)を接続して使用。
所要時間:2分30秒

感想

A爺さんは真冬の気温が低い屋外でも燃焼効率が高いガソリンを使うシングルバーナーも一応持ってはいますが、着火するとゴォーゴォーと音をたてて激しく燃焼するので、真冬の大自然中でしんしんと漂う静かな雰囲気を台無しにしてくれるので、あまり利用していませんでした。

もちろん晴れていれば焚き火もしますが、焚き火での料理は火加減とかクッカーのスス汚れの後始末などを考えると、何となく面倒なので暖房としてだけで楽しんでいます。

今回、真冬の気温が低い屋外でも手軽にちゃっちゃと料理ができる火力の強いシングルバーナーと液体ガス燃料を組み合わせる方法が見つかり、最強のシングルバーナーが利用できるようになったので、次の冬キャンプでは色々と活躍してもらおうかと思っています。

多摩の酒蔵めぐり

多摩の酒造めぐりの写真
地酒ラインナップ

2月になって昨年の秋に仕込んだお酒もそろそろ出回る頃となったので、多摩にある酒蔵をオートバイに乗って訪ねてみることにしました。

平成になってから廃業した酒蔵や、醸造を外部委託してブランドだけとなってしまった酒蔵もあり、現在は以下の6軒の酒造所が多摩で酒を醸しています。

福生市熊川 石川酒造株式会社「多満自慢」
青梅市沢井 小澤酒造株式会社「澤乃井」
福生市福生 田村酒造場「嘉泉」
東村山市久米川町 豊島屋酒造株式会社「金婚正宗」
あきる野市牛沼 中村酒造場「千代鶴」
あきる野市戸倉 野﨑酒造株式会社「喜正」

今回は、この6軒の酒蔵を一筆書きにして一気に巡ることにしました。もっとも、A爺さんは相変わらずの思い付きで行動するため、事前に蔵の見学を予約していた訳でもなかったので、そんなに時間もかからず一日で回り切ることができました。

ルートをGoogleマップで見る

 

中村酒造場

多摩の酒蔵めぐりの写真
中村酒造

秋川が流れる圏央道「あきる野IC」の直ぐ近くで、滝山街道沿いにある酒蔵です。
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滝山街道に面した二階建ての土蔵が「酒造り資料館」とお酒の販売所を兼ねており、所狭しと酒造りに使用した道具類が置かれています。ちょうどA爺さんが訪ねた時は、蔵中でおばちゃんが酒糟の袋詰め作業を一人で行っていました。特に試飲のサービスなどは行っていませんでしたが、予約をすれば蔵の見学はできるようです。

今回購入したお酒は、千代鶴のしぼりたて純米生原酒720mlです。

多摩の酒蔵めぐりの写真
千代鶴

アルコール分:17%以上18%未満
酸度:1.7
原材料:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:麹米60% 掛米65%
日本酒度:+2
甘辛度:中口
価格:1,210円(税込み)

 

― 参考情報 ー 中村酒造場のHP

 

野﨑酒造株式会社

多摩の酒蔵めぐりの写真
野﨑酒造株式会社

JR五日市線の武蔵五日市駅から、檜原街道を奥多摩方面へ2.5Kmほど行った戸倉という地区にある酒蔵です。
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檜原街道から旧道に入った立派な門のある板壁に囲まれたお屋敷風の場所が酒造場で、門から入って左側にある建物がお酒の販売所です。A爺さんが訪ねた時は、販売所に野﨑社長の奥様がいて、話を伺ったところ現在は社長自らが杜氏となり酒の仕込みを行っているとのことでした。特に試飲のサービスや蔵の見学などは行っていませんでした。

余談ですがA爺さんは、この酒蔵のある旧道を以前から良く通っています。八王子市上恩方地区とあきる野市戸倉地区を入山峠を越えてつなぐ「盆掘線」という林道があり、全線が舗装ですが山深く気軽に秘境感を体験できるので、お散歩ツーリングとして森コーヒーや森ランチを楽しんでいます。

今回、購入したお酒は喜正の純米酒720mlです。

多摩の酒蔵めぐりの写真
喜正

アルコール分:15%以上16%未満
酸度:1.6
原材料:国産米
精米歩合:60%
日本酒度:+2
甘辛度:やや辛口
価格:1,188円(税込み)

 

ー 参考情報 ー 野﨑酒造株式会社のHP

 

小澤酒造株式会社

多摩の酒蔵めぐりの写真
小澤酒造株式会社

青梅街道に面しており、街道の山側が酒造場で谷側の多摩川沿いが飲食などができる施設となっており、JR青梅線の沢井駅を降りて直ぐの場所にある酒蔵です。
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こちらの酒蔵は観光施設としても有名で、酒造場に加えて試飲処、お酒やお土産の売店、野天の軽食処、和食の食事処、豆腐会席料理屋、かんざし美術館などがあります。蔵の見学は、1日に4回あり(11時、1時、2時、3時)、所要時間45分で各回定員40名とのことです。

今回、購入したお酒は澤乃井の純米本地酒720mlです。

多摩の酒蔵めぐりの写真
澤乃井

アルコール分:15%以上16%未満
酸度:1.8
原材料:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:麹米65% 掛米65%
日本酒度:+1
甘辛度:中口
価格:1,130円(税込み)

 

ー 参考情報 ー 小澤酒造株式会社のHP

 

田村酒造場

多摩の酒蔵めぐりの写真
田村酒造場

西側の多摩川と東側の玉川上水に挟まれた場所にあり、JR青梅線の福生駅から西に向かって1Kmほど行った場所にある酒蔵です。
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広い敷地内には各種施設がゆとりを持って配置されていました。特に試飲のサービスなどは行っていませんでしたが、立派なお酒の展示施設があり、販売は事務所で行っていました。事前に予約をすれば蔵の見学はできるようです。

今回、購入したお酒は嘉泉の特別純米酒幻の酒720mlです。

多摩の酒蔵めぐりの写真
嘉泉

アルコール分:14%以上15%未満
酸度:1.5~1.7
原材料:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:60%
日本酒度:+1~+3
甘辛度:やや辛口
価格:1,134円(税込み)

 

ー 参考情報 ー 田村酒造場のHP

 

石川酒造株式会社

多摩の酒蔵めぐりの写真
石川酒造株式会社

奥多摩街道と睦橋通りが交差した多摩川沿いの場所にあり、日本酒と麦酒の酒造場があります。JR青梅線の拝島駅から西に向かって1Kmほど行ったところにある酒蔵です。
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こちらの酒蔵は観光施設としても有名で、酒造場の他に資料館、お酒やお土産の売店、和食の食事処、ビヤーホールなどがあります。A爺さんが訪れた日も、外国人の観光客が団体で見学に来てました。事前に予約をすれば蔵の見学はできます。

今回、購入したお酒は多満自慢の純米無濾過720mlです。

多摩の酒蔵めぐりの写真
多満自慢

アルコール分:15%未満
酸度:1.3
原材料:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:70%
日本酒度:±0
甘辛度:中口
価格:972円(税込み)

 

ー 参考情報 ー 石川酒造株式会社のHP

 

豊島屋酒造株式会社

多摩の酒蔵めぐりの写真
豊島屋酒造株式会社

多摩湖の東側で西武新宿線とJR武蔵野線に挟まれた住宅地の中にある酒蔵です。西部新宿線の東村山駅東口から、北東に向かって1Kmほど行った場所です。
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普通の住宅街の中にある酒造場のため「金婚」と書かれた貯水タンクと煙突が無ければ、普通の町工場と思って通り過ぎてしまうところでした。販売と試飲を兼ねた立派な檜造りのホールがあり、A爺さんが訪ねた時には二人の女性客が腰据えて試飲をされてました。対応してくれた蔵人の方はとてもフランクで親しみやすく、立派なパンフレットもいただきました。事前に予約をすれば蔵の見学ができるようです。

今回、購入したお酒は金婚の純米吟醸酒720mlです。

多摩の酒蔵めぐりの写真
金婚

アルコール分:15%以上16%以下
酸度:1.6
原材料:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:55%
日本酒度:+1
甘辛度:中口
価格:1,728円(税込み)

 

ー 参考情報 ー 豊島屋酒造株式会社のHP

 

感想

六つの酒蔵をめぐってみて飲んでみたいお酒がたくさんあったのですが、今回はオフロードバイクのCRF250Lで出かけたので、改造した小型パニアアケースでは4合瓶6本を搭載するのが限界でした(^^;

今回の酒蔵めぐりでは、手ごろな価格の純米酒を中心に購入してきました。これから各蔵のお酒をじっくりと飲み比べて、気に行ったお酒を見つけたいと思います。

 

 

NSメスティン

NSメスティンの写真
NSメスティン

以前から林道ツーリングでの森ランチ用にノンスティック加工されたメスティンが欲しいと思っていたのですが、ずっと入荷待ちで入手できずにいたところ、今年の1月下旬に「快速旅團」のHPを見たら再販されたので、さっそく標準サイズのNSメスティンを注文しました。
― 参考情報 ―  快速旅團

 

NSメスティンとは

この製品は、スウェーデンにあるトランギア社の「メスティン」というクッカーの内側に、ノンスティック系のコーティング加工を施したものです。この「ノンスティック・コーティング(Nonstick coating)」とは、粘着性のある物質が付着するのを防ぐために、セラミックと樹脂の複合体素材を使用した非粘着表面加工のことです。

粘着物がノンスティック加工面にくっつかない理由は、表面処理によるミクロの突起が粘着物との接着面を大幅に減らすため高い非粘着性能を実現しています。

以前はノンスティック加工したメスティンは、焼成行程時にアルミ製本体が焼きナマされて、ヤワヤワになってしまうのが難点でしたが、焼きナマしの少ない加工技術が開発され、強度がノーマルとほぼ同等な製品となって今回再販されました。

 

ノンスティック加工のメリット

・焦げ付きなどが発生しないので、炊飯などの調理をしてもご飯粒がこびりつかない。
・炒め物や焼き物などで、使用する油を最小限にできる。
・汚れが簡単に落ちるので、水洗いやふき取りで済むのでクッカーの後処理が簡単。

特にツーリングやキャンプでは、クッカーを洗う手間が減るのはとても助かります。

メスティンを使った料理レシピがインターネット上で沢山紹介されていますが、調理後の後始末が面倒だったのでA爺さんは今まで手を出さなかったのですが、これらのレシピもこれからは気軽に試してみたいと思います。

 

NSメスティンで料理してみた

直ぐに準備できる食材を使って、NSメスティンで安くて簡単な料理をいくつか試してみました。

炊き込みご飯

NSメスティンの写真
炊き込みご飯

白米1合を水でといで、焼き鳥缶(たれ味)と瓶詰エノキを乗せて炊飯すると、簡単炊き込みご飯が完成です。

 

お好み焼き

NSメスティンの写真
お好み焼き

お好み焼き粉を水で溶いた後、卵と具材を入れて良くかき混ぜたら、薄く油を引いたNSメスティンに入れて両面を焼く。仕上げにお好み焼きソースとマヨネーズを掛けて完成。

 

野菜のワイン蒸し

NSメスティンの写真
野菜のワイン蒸し

ジャガイモ、人参、エリンギ、アスパラガス、セロリなどの野菜一口大にカットして、ウィンナーと一緒にNSメスティンに入れ、白ワイン、塩、コショウ加えて蓋をして約15分蒸し焼きにして完成。

 

焼き餃子

NSメスティンの写真
焼き餃子

市販の生餃子を薄く油を引いたNSメスティンに入れ、軽く焼き目が付く程度に焼いたら、水を差して蒸し焼きにすれば完成。

 

バノック風のナン

NSメスティンの写真
バノック風ナン

ジブロックに100均で売っているナンミックス、水30ccを入れて練り混ぜて、刻みナッツ類を加えて更に混ぜ合わせたあと約30分寝かせる。これをNSメスティンに入る形に成型して、弱火で約15分焼いて完成。

 

パンウンドケーキ風のマフィン

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パウンドケーキ

ジブロックに100均で売っているマフィンミックス、牛乳30cc、バター30g、卵1個を入れて練り混ぜて、ドライフルーツ、刻みナッツ類を加えて更に混ぜ合わせる。これをNSメスティンに流し入れ、メスティンの底を叩いて空気を抜き、保温のためにアルミホイルでNSメスティンを囲んで、弱火で約15分焼いて完成。

 

スペアリブ

NSメスティンの写真
スペアーリブ

ジブロックの中に塩・コショウをしたスぺリブ、ワイン、摺りおろした香味野菜、醤油少々で作ったタレ(市販品でも可)を入れて寝かしておく。NSメスティンの底にクズ野菜を敷いて、その上にタレに付け込んだスペアリブを乗せ、保温のためにアルミホイルでNSメスティンを囲んで中火で約20分焼いて完成。

 

感想

今回、アウトドアを想定して「なんちゃって料理」を色々と作ってみましたが、どの料理も美味しく出来ました。実際には出かける前に下ごしらえをしておけば、現地に到着したら焼くだけ、蒸すだけの状態にして持って行くのが良いかと思います。

今まで林道ツーリングに行った時は、ワンパターンでインスタントラーメンだったので、これからは森ランチのメニュー追加に挑戦したいと思います。

NSメスティンは四角い形状で収納性能が高く携帯しやすいので、林道ツーリングで簡単に美味しい料理ができるクッカーとしてこれから活躍してくれそうです。