秋の気配が深まってきた11/4(日)に、二輪同好会の「’18秋のツーリング富士川町」を挙行しました。今回は、明るい時間帯が日毎に短くなってきたため近場で美しい紅葉を見ようという企画で、合計4名(バイク4台)でのツーリングとなりました。
いつもの様に朝7時に道の駅「たきやま」に集合し、みんなでLINEのグループトークを設定してツーリングをスタートしました。
しかし、当日の天気は曇り時々雨の予報で、午後は遅くなればなるほど降水確率が高くなる状況でした。天気予報によると関東地方は太平洋側にあった移動性高気圧が通過して、局所的な小さな低気圧が沿岸に発生し、南側から湿った暖かい空気が関東に流れ込み雨雲が発生するとのことでした。
行きの行程
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道の駅「たきやま」→ 国道20号線「藤野」→ 山梨県道35号線「都留市」 → 国道139号線「富士吉田市」→ 国道137号線「河口湖町」→ 山梨県道31号線「河口湖もみじ祭り」→山梨県道719「若彦トンネル」→ 山梨県道36号線「おごっそ家」→ 国道358線「下九一色」→ 山梨県道36号線「市川大門」→ 国道52号線「鰍沢」→ 山梨県道407号線「つくたべ館」という約125Kmの走行ルートとなりました。
八王子を出発した時には曇天でしたが、山梨県道35号線の雛鶴峠辺りからは小雨模様となってしまい、富士吉田市までは霧雨の降る様なハッキリとしない天気でした。
途中の川口湖では「もみじ祭り」の真っ最中でしたが天候が今ひとつだっため、紅葉したモミジを横目で見ながら足早に通過してしまいました。
しかし、若彦トンネルを抜けて芦川町に到着した頃には雨も止んで気温も徐々に上がってきて、紅葉が綺麗に色づく山々を見ながら気持ち良くワインティング走行が楽しめました。
芦川農産物直売所「おごっそう家」
川口湖畔から若彦トンネルを通って、芦川町に入り「おごっそ家」で休憩を取り、記念写真を撮りました。ちょうど周辺の山々は紅葉が真っ盛りで、秋を満喫できる景色が楽しめました。
この施設は芦川村で取れた野菜や果物、それらを材料とした総菜などの様々な加工品が販売されており、食堂も併設されています。
今回は通りませんでしたが、山梨県道36号線の八代町と芦川村の間には鳥坂峠というヘアピンカーブが連続した難所があり、腕自慢のライダーがドライバーが遊びに来る有名なルートがあります。
休憩した後は、芦川渓谷の綺麗な紅葉につつまれたワインティングを爽快に飛ばして昼食会場に向かいました。
つくたべかん
お昼ご飯は、大柳川上流にある富士川町十谷地区の伝統の郷土料理「みみ」を提供する「つくたべかん」で事前に予約しておいた「みみ御膳」を食べました。
「みみ御膳」は、味噌仕立てのみみ汁、天婦羅、味噌蒟蒻、おにぎり、香の物、蕎麦饅頭が付いた御膳料理で、皆さんお腹が一杯になりました。
この「みみ」という平べったくて、短い饂飩の様な伝統食材を使った料理は、人気漫画の「美味しん坊」でも紹介され、今では近隣の観光施設でも提供されるようになりました。
この「つくたべかん」という施設は、とことんこだわった味噌作りやそば打ち、富士川町十谷に伝わる「みみ」作りなどを通して、忘れてはならない日本の伝承料理を「つくって」「たべて」「かんじて」ほしいという気持ちを込めて名づけられたそうです。
帰りの行程
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山梨県道407号線「つくたべ館」→ 国道52号線「増穂町」→ 国道140号線「市川大門」→ 金川曽根広域農道「一宮町」→ 国道20号線「勝沼町」→ 中央高速道「大月IC」→ 【いつもの抜け道】で和田峠経由
当日の甲府盆地の天気は、盆地部分だけがポッカリと晴れているという不思議な天気で、スマホで天気予報を確認したところ北西から雨雲が迫ってきていたので、当初予定していた立ち寄り処の富士山ビューポイントの「高下(たかさがり)」から雪化粧した富士山を見ることをあきらめて、途中でお土産を買ってサッサと帰路につくことにしました。
帰りのルートは、A爺さんのお気に入りの甲府盆地の南側の山麓を縫うよう繋ぐワインティング「金川曽根広域農道」を使って、先ずは一宮町まで移動することにしました。
そして勝沼町まで来てみると中央高速が連休二日目の午後ということもあり、14時過ぎの時点で小仏トンネルを先頭に15Km以上の大渋滞という状況でした。
そのため、まだ渋滞していない勝沼IC~大月ICまでは高速道を使って移動し、大月ICから先は高速道を降りて、いつもの裏道ルートを使って北西から攻めてくる雨雲と追いかけっこするという状況になりました。
最終的には17時ぐらいには日野市内に到着しましたが、最後の最後で雨に降られてしまいました。
清月(さいげつ)
A爺さんの甲府土産の定番「清月」のイタリアン・ロールケーキを途中の増穂店で購入しました。
この清月は、もともとは和菓子の製造・販売から始まったのですが、何と洋菓子もイケルんですよ。イタリアン・ロールケーキはもう20年ぐらいのお付き合いで、飽きることなく今でも大ファンです。
工場を併設している南アルプス市桃園の本店では、今では当たり前に見かけるハードタイプのシュークリーム「シュクレ」を昔から販売していました。お店でシューにカスタードクリームを注入してくれて、「2時間以内にお召しあがりください」という能書きが当時は斬新なキャッチでした。
しかし、残念なことに今回寄った増穂店では「シュクレ」は取り扱っていませんでしたが、テーブルとイスを置いた広いイートインの様な試食部屋が設置されており、無料で挽きたてコーヒーや日本茶が飲めて、しかも清月の製品が試食し放題というサービスを提供していました。
最後は反省会
今回のツーリングは、当初は「晴れ」の天気予報が数日前に曇り時々雨に変わってしまい、また日の暮れる時間も早くなり、さらに中央自動車道が午後から大渋滞という悪条件が重なってしまい、かなりのハイペースでのツーリングになってしまい、トコトコと紅葉を楽しむ時間が取れませんでした。
反省点としては、やはりこの時期のツーリングは、走行距離を抑えてピンポイントで観光を楽しむツーリングを設定しないと、後半に時間が足りなくなってしまうということを改めて感じました。
ツーリングを終えて日野に戻ってから、いつもの様にバイクを置いて再集合して反省会と称した飲み会で締めました。
今回は多摩モノレールの立川南駅にほど近い「カツオ」という地酒飲み放題コースのあるお店に行き、程よい疲労もあり地酒を飲んで気持ち良く昇天してしまいました(^^;
付け足し情報
今回は時間が無くて立ち寄ることができませんでしたが、富士川町高下(たかさがり)の上高下地区(かみたかさがり)に富士山が綺麗に臨める富士山ビューポイントがあります。
この場所は、お正月の元旦にテレビでよく放送される初日の出の生中継場所ともなっています。東屋やトイレもあり駐車場も整備されているので、気軽に美しい富士山を眺めながら休憩ができます。