ツーリングの途中で昼ごはんとして食べるラーメンを作るための道具一式を携帯性の優れた「ラーツーキット」としてワンパッケージになる様にA爺さんなりにコーディネイトしてみました。
キャンティーン・クッカー・キット
A爺さんは、今までラーツーにはチタン製のクッカー(鍋)とSOTOのガスストーブ(CB缶)を使っていたのですが、携帯性能があまり良くないので以前から気になっていたボトル、クッカー(カップ)、ストーブ(五徳)が一体となって収納できる、キャンティーン・クッカーを今回購入してみた。
購入したのはブッシュクラフト社製の「キャンティーン・クッカー・キット」という製品です。ラーツーに使える調理道具が一つにまとめられている優れものです。
また、別売りのキャンティーン・ポーチと組み合わせれば、キャンティーン・クッカー・キット、キャンティーン・ボトル、その他の小物などを全てポーチに収納して携帯することができます。
クッカーの内側はフッ素樹脂加工が施されているので、焼いたり炒めたりする調理も焦げ付きも無く簡単にできるため、肉とミックス野菜を持参すればラーツーメニューとしてタンメンも選択可能になると思います。
さらに、フタとクッカーをロックできるハンドルを使えば、キャンティーン・クッカーを吊るすことができるので、ファイア・クレードルなどと組み合わせてキャンプで煮込み料理の調理器具として利用することも可能です。
専用ストーブ(五徳)で使用する燃料は、アルコール・ストーブ、固形燃料、小枝の薪などが選択できます。もちろんクッカーを直接焚火や他の種類のストーブに乗せて使うこともできます。
A爺さんは空気の対流効率が良さそうなスノーピーク社製の「オゼン・ライト」に専用ストーブ(五徳)乗せて、燃料は卓上固形燃料を利用してみることにしました。
もし携帯性を重視するのであれば、使うテーブルをホリデーロード社製の「ツーリングテーブルVHS」にすると良いと思います。そうすればラーツーに必要な食材をウエスト・ポーチに入れ、道具類はキャンティーン・ポーチに収納してしまえば、椅子以外のものはウェストベルトにセットして持ち歩くことができるので、オートバイを置いて少し離れた場所まで移動してラーツーが楽しめます。
ラーツーキットを使ってみた
ラーツーに使う道具一式(キャンティーン・ボトル、キャンティーン・クッカー・キット、オゼンライト、野箸、シェラカップ、携帯チェア、インスタントラーメン、レトルトおでん、お茶類、卓上固形燃料、スライド・ガストーチ、ウィンド・スクリーン、マルチツールなど)を12Lのドイター社製のバックパック(RACE X )に詰め込んで、実際にラーメンを作くりに河原へ行ってみました。
用意する食材は、水1L、醤油味のインスタントラーメン、レトルトおでんの3つです。今回使用する燃料は、比較的携帯性の良い卓上固形燃料にしました。
おでんラーメンを作る手順は、以下の通りです。
① 水500ccにレトルトおでんの具材だけを入れて沸騰させます。おでんの汁を入れてしまうと、ラーメンの汁が塩辛くなってしまいますので注意してください。
② 沸騰したら麺を入れますが、クッカーの容量が小さいため麺を2つに割って入れました。
③ 麺がほぐれたらスープの素を入れてかき混ぜて出来上がりです。食べる前に余計な作業をしていると、あっと言う間に麺が伸びてしまうので、麺がアルデンテの状態の時に少し早めに火から下ろすと程よい茹で上げりになります。
感想
今回購入したブッシュクラフト社製の「キャンティーン・クッカー・キット」は、とても気に入りました。ラーツーだけではなくキャンプや散歩でのお茶にも活用できると思います。
また、クッカーがフッ素樹脂加工が施されているので、ご飯も焦げずに炊けるので、マイクロBBQセットと組み合わせれば、アウトドアでの料理に幅ができるかと思います。
今回、卓上固形燃料を2個使いましたが、気温が低くかったのと冷たい風が吹いていたので燃焼効率が上がらずラーメンを作るのでギリギリでした。冬季はもう少し発熱量の高い燃料を使うか、携帯性は劣りますがもう少し大きなウインドスクリーンを使って保温効果を上げた方が良いかもしれません。
その他に、お茶を飲むためのカップは携帯性が良くて、キャンティーン・ポーチに収納できるものを探したいと思いました。
これからもラーツーキットを使いやすくするために、色々とチューニングして行きたいと思います。
- 参考情報 -
ブッシュクラフト社製「キャンティーン・クッカー・キット」
OneTigris(ワンタイガー)社販売「ミリタリー・キャンティーン水筒ケース」
deuter(ドイター)社製バックパック「RACE X」
スノーピーク社製「オゼン・ライト」
モンベル社製「野箸」
新富士バーナー社製「SOTOスライド・ガストーチ」
ドッペルギャンガー社製「ライダーズ・ファイア・クレードル」