GWはツーリングにも最適のシーズン!とはいえ、いかに渋滞を回避するかがGWツーリングのカギですよね。というわけで、今回はGW前半初日、帰省ラッシュがピークになる日に、東京から静岡まで、高速を使わずに渋滞を回避するツーリングを実施しました。
ルート
今回の目的地は静岡県賀茂郡南伊豆町にある石廊崎です。言わずと知れた伊豆半島最南端にある岬です。今回はここまで、高速を使わず(西湘バイパスは使いました)に、いかに渋滞に遭わずにたどり着くかを考察しました。
意地でも渋滞に遭わないようにと朝5時15分に自宅を出発、石廊崎までは約180km、予想所要時間は5時間です。
伊豆半島、真鶴までのルートは、以前の真鶴岬の記事とほぼ同じですが、今回は相模川を下り、やまゆりラインを通るルートを選択しました。こちらのルートであれば渋滞に遭う確率はほぼゼロといえます。
やまゆりライン
神奈川県の足柄上郡中井町から小田原市を通る広域農道です。ほどよいワインディングと、農道ならではののどかな風景が楽しめるルートです。ただし路面状況はあまりよくなく、カーブはデコボコ、ガタガタになってるところが多いです。走っているのはほとんどが地元車です。なお、入口には、「この農道は地元の農業従事者のためのもの」と明記されていますので、ツーリングルートとして積極的に紹介するのは適切ではないようです。走る際にはくれぐれも地元車優先で行儀よく走りましょう。
石廊崎
伊豆半島に入ったあとは渋滞の心配も無くなることから、国道135号~136号を通って最初の目的地、石廊崎を目指しました。
GWとは思えないほど道は空いていて、石廊崎に到着するも人はまばらでした。
関東の岬はたくさん巡ってきましたが、石廊崎はほかの岬とちょっと様子が異なります。まず駐車場から石廊崎灯台まで、約500mの坂を上らなければなりません。灯台の真下に駐車できる犬吠埼灯台なんかをイメージしていると、まずここで歩かされることに心が折れそうになります。
さらに、石廊崎灯台まで到着して初めて知ったのが、石廊崎灯台は見学できないという事実!灯台に上って風にあたって、長時間のツーリングの疲れを癒そうと思ったら、期待を裏切られちゃいました。
ただ、灯台の先には神社や展望台があるため、そこで写真を撮ったり、眺望を楽しんだりすることはできました。
地魚料理「信」
長旅でお腹も空いたので、つぎはランチ。石廊崎から約10分の場所にある、地魚料理「信」へ。ちょうどお昼頃に到着するも、店内は先客2組のみ。正直GWなのか?と言うくらいこの町は落ち着いています。
注文したのは地魚海鮮丼1,700円。コスパはあまりよくないものの、のっているお魚は新鮮。ご飯は酢飯ではなく、ふつうのご飯のようでした。ごはんの量はそれほど多くないものの、刺身の数が多いので、満足感はあります。
帰りに止まっている車を見たところ、地元ナンバーの車が半分だったので、地元客の支持もある店のようです。値段だけ見ると観光地価格のようですが、味はたしかに良かったように思いました。
銀の湯会館
私のツーリングでは欠かせないのが日帰り温泉!伊豆半島というと多くの温泉地がありますが、南伊豆町も下賀茂温泉という温泉地なんですね。
今回は南伊豆町営「銀の湯会館」へ。比較的新しい施設のようで、町営と言うだけあっておもなターゲットは地元の方のようです。
きれいで広いお風呂ですが、GWだというのに入浴客はまばら、ほとんど貸切状態で、のんびり入浴できました。
道の駅「下賀茂温泉 湯の花」
最後に訪れたのが銀の湯会館からすぐ近くの道の駅「下賀茂温泉 湯の花」道の駅の規模としては中くらいでしょうか。グルッと1周しましたがバイク置場が見つからなかったので、仕方なく入口に一番近い軽自動車用駐車スペースへ。銀の湯会館もそうでしたが駐車場がそこそこ広いのに、バイク置場がないっていうのはライダーとしてはちょっと残念な気分になりますね。
施設内は多くの人で賑わっていたものの、観光客は少ないようで、止まっている車も多くが地元ナンバーでした。採れたての野菜はもちろん、海が近いので海産物の取扱も豊富でした。バイクにトップケースをつけていないので、毎回なにも買えずに残念な思いをしちゃいます。
帰路
帰りは、GW初日のガラガラな新東名上り方面を走って帰宅。無事に1度も渋滞に遭うことなく往復約500kmの日帰りツーリングを楽しむことができました。渋滞する車の脇をすり抜けるのではなく、混雑を避けて人が少ない場所を探すのも、ツーリングの醍醐味だと思いました。