A爺さんは最近、歳のため年々体力が衰えてきており、大型二輪車の取り回しもきつくなってきたので今回、思い切って軽いモデルのオートバイを購入しました。
購入したのはBMWのG310GSというオートバイで、排気量313ccの単気筒DOHCエンジンを搭載したアドベンチャータイプのモデルです。車重は170Kgとかなり軽量で取り回しも楽チンなので、ヒラリヒラリとワインティングや林道を走行することができます。
そんな真新しいオートバイが届いた翌日にエンジンの馴らし運転を兼ねて、秩父方面へツーリングに行く事になりました。今回はG310GSの「Racing red」と「Pearl white metallic」の色違いの双子の兄弟車で、レッドは走行距離250Km、ホワイトは走行距離26Kmという状態で、どちらも買ったばかりの新車なので最初はエンジン回転数6,000rpmを越えない様に気を使っての走行となりました。
BMW G310GS「Racing red」
BMW G310GS「Pearl white metallic」
行きのルート
道の駅「滝山」→ JR青梅線「小作駅」→ 岩倉温泉 → 飯能大河原工業団地 → 西部池袋線「武蔵横手駅」→ 林道「関の入線」→ 林道「中野線」→ 林道「権現道線」→ 林道「奥武蔵2号線」→ 林道「奥武蔵1号線」→ 林道「奈田良線」→ 林道「秩父高原線」→ 秩父高原牧場 → 風布「日本の里」→ 林道「茨戸線」→ 寄居町 → 林道「陣見山線」→ 林道「上武秩父線」→ 道の駅「両神」→ 「民宿すぎの子」
今回は3連休の初日(2019年9月22日の土曜日)ということもあり、高速道路や主要国道が渋滞していることが予想されたので、絶対に渋滞しない完抜け林道を使ったルートで秩父方面に向かいました。
朝の6時30分に出発して途中で朝食を摂り、先ずは青梅経由で飯能を目指します。西部池袋線「武蔵横手駅」から林道に入り山を登り始めたのですが、休日の朝ということもあり多くのハイカーやトレイルランナーが林道におり、道も濡れて狭かっため安全運転で走行しました。
尾根まで登り切ったところから始まる奥武蔵グリーンラインでは、雲が低く尾根にかかっていて白いガスで前が見えない様な状態だったので、やはりペースが上がらず、かなり時間をロスしてしまいました。
寄居町に入ってガソリンを補充してからは、曇ってはいましたが天候も落ち着き、快調に走行できるようになりました。
古民家で昼食
昼食は秩父市にある茅葺き屋根の合掌造りで有名な「民宿すぎの子」に予約をして、 築300年の梁が見事なお部屋で、秩父で取れた天然の山の幸を使った手作り料理が並ぶ「すぎの子御膳」をいただきました。
庭で飼っているワン子の犬小屋も茅葺き屋根で、小屋の中では黒の柴犬がくつろいだ姿で昼寝をしていました(^^;
帰りのルート
「民宿すぎの子」→ 西部秩父駅 → 道の駅「秩父」→ 正丸トンネル → 林道「子の山線」→ 子ノ権現天竜寺 → 林道「双沢線」→ 林道「栃屋谷線」→ 林道「原市場名栗線」→ 名栗湖 → JR青梅線「日向和田駅」→ 日の出町 → あきるの市 → 八王子市 → 日野市
両神あたりでは霧雨が降っていましたが、秩父駅まで下ると天気は持ち直しました。帰りルートに選んだ国道140号線と国道299号線は秩父市役所から羊山公園にかけてかなり渋滞していましたが、単気筒のスリムなオートバイだったので華麗にすり抜けて子ノ権現に向かいました。
子ノ権現天龍寺
子ノ権現天龍寺(ねのごんげ てんりゅうじ)の縁起に「魔火のため腰と足を傷め悩めることあり。故に腰より下を病める者、一心に祈らば、その験を得せしめん」とあり、古より足腰守護の神仏として広く信仰を集めているといことで、最近足腰が弱ってきたA爺さんは、お参りしてお縋りすることにしました。
寺は飯能市の北部のとんでもなく辺鄙な場所にあり、四輪車がすれ違がえない様な細い一部コンクリート舗装の林道をエンジンを唸らせながら登っていくと山の頂上に本堂があります。
子ノ権現をお参りした帰りの林道「双沢線」(ならびさわ)は、とても狭くて物凄い急な下り坂で、さらにヘアピンカーブが連続するためローギア入れっぱなしで下りました。
最後は「立川笑人」
自宅に戻り軽くシャワーを浴びて着替え、いつもの立川笑人に行き、今日の反省会を行いました。
今回は林道を存分に走り込んでみましたが、初めて乗るオートバイにもかかわらず楽しくツーリングをすることができました。
軽量な車両とエンジンパワーのバランスが取れていて、扱いやすいことが大きく寄与していると思います。また、今回は林道と一般道を使った約280Kmのツーリングとなりましたが、途中で疲れを覚えることもなく快適に走破することができました。
シートは見た目には特に厚いとか硬いとか特徴はないのですが、素材や形状など様々な工夫をしているらしく、お尻が痛くなることも全く無かったので、ドイツ人設計者の拘りをシートの性能からも感じることができました。
朝も早く起きて出かけたことから、22時を過ぎた頃にはお酒も入り眠くて目を開けていられなくなったのでタクシーで帰還しました。