仲間と行くツーリングって最高ですよね。
そんな仲間と行くツーリングで、最近必須アイテムとなっているのが、バイク用のインカム。これがアルのとナイのとではツーリングの楽しさが格段に違ってくると言ってもいいのではないでしょうか。
今回購入したのはMIDLAND BT NEXT PRO Hi-Fiです。価格32,180円(税込)、ヨドバシ.comで購入。
なぜMIDLANDにしたかというと、理由は簡単で、ほかのメンバーがみんなMIDLANDを使っているからです。
装着方法
まずヘルメットにスライドマウンティングキットというものを取り付けます。これは、本体を取り付けるためのベースのようなもので、粘着シートで貼り付けるタイプと、クランプでヘルメットの側面をつかむタイプの2種類が同梱されています。
今回はSHOEI J-Cruise CLEAVEに粘着シートで貼り付けてみました。
スライドマウンティングキットにマイクとスピーカーが接続されているため、貼り付ける前にまずヘルメット内部に配線し、実際にかぶってみて調整をする必要があります。調整が終わったら粘着シートで固定します。
本体は端子部分を合わせるように装着します。取り外すときは後ろのつまみを持ちながら上にスライドさせると取り外しができます。
使用感
通話品質は十分
音声通話の品質は相手の声がはっきりと聞き取ることができます。会話に支障があることはありません。周囲の騒音レベルにあわせて自動的にスピーカーの音量を調整してくれる機能が付いているので、高速道路の走行でも風きり音で聞こえなくなってしまうことがありません。
音質はまずまず
本品はHi-Fiスピーカーということもあり、音楽を再生した場合の音質もまずまずです。低音も多少あります。
PCで細かな設定が可能
パソコンにBT UPDATER PROというソフトをインストールして、本体の基準音量やマイク感度などを細かく設定することができます。付属のUSBケーブルでや汎用のmicroUSBケーブルで接続します。
接続例
Bluetoothを使用しているので、本体同士の通話だけでなく、さまざまな機器に接続して使用できます。
スマートフォンとの接続
SONY Xperia Z5 と接続したところ、通話や音楽、ナビの音声を聞くことができました。ライダー同士の通話とスマートフォンとの接続は同時に行うことができるので、音楽を聴きながらほかのライダーと会話を楽しむなんてことも可能です。
ウォークマンとの接続
SONY NW-A35と接続をしたところ、音量を最小にしても音量が大きすぎて運転に支障が出るレベル。いろいろ設定を変えてみたものの最小音量を下げることができず接続を断念。使い勝手はスマートフォンの場合と同じです。
旧モデルと比較
二輪同好会部長から旧モデルBT NEXT-Cをお借りしていたので比較してみました。
サイズは一回り大きく
大きさは一回り大きくなり、厚みも少し増したように見えます。重さはBT NEXT-Cが50g(実測)、BT NEXT PRO Hi-Fiが56g(同)と多少重くなっているようです。
取り外しは簡単に
前モデルのBT NEXT-Cではマイクとスピーカーケーブルを本体に直接接続するため、充電で本体を取り外すたびにケーブルを取り外す必要がありました。
本品は、スライドマウンティングキットにマイクとスピーカーのケーブルが接続されているため、充電の際の取り外しがとても簡単になっています。
まとめ
インカムがツーリングに必須と言ったものの、3万円という価格はややお高い感じがします。バイク用品って参入メーカーが少ないせいか、価格が高いと感じるものが多い気がします。
友人とのツーリングのためだけにインカムを買うのはもったいないかもしれませんが、スマートフォンと接続してナビや音楽を聴いたりと、使い方次第でソロでのツーリングでも活用できます。私も購入後は会話よりもナビ音声を聞くことのほうが圧倒的に多いです。
予算の関係で悩んでいる方は、下位モデルBT X2 PROや、旧モデルBT NEXT-Cも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。単にライダー同士の会話をしたいというだけであれば、このモデルにこだわる必要は無いと思います。